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現場報告書

44一號を待つ家族たち(2014.02.25)

今回の事件は、秋人くんが「父親が困ればいい」と、事件を大々的に報道されるよう、バスを表に出していました。マスコミはヘリコプターからの中継をしていましたので、事件の過程をみんなが固唾を呑んで見守っていました。
入院中の耕三さんはもちろん、ゆづるさん、そしておうちではお母さんの花さんも見ていたことでしょう。

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また無茶しやがって

危険な任務に向き合う夫を待つ不安、由紀子さんの言葉がゆづるさんの胸をよぎったことでしょう。耕三さんも、いつ自分がゆづるさんを置いていくことになるのかわからないという気持ちがあったからこそ、体の不調を告げることが出来ませんでした。ゆづるさんを一人ぼっちにはさせられない、一號くんに支えていて欲しいのでしょうけれど、まだそこまでの間柄ではないようで…「抱き合ったりするかと待ってたのに」と冗談めかして言ったことがありましたが、あれは本心だったと思います。

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ケーキで終わりかい!

自分が元気だったら、それでもいい。いつまでだって自分がそばにいてやればいい。でも、それは自然の摂理でいえばかなわないこと。
先行きの不安を抱えた耕三さんに、無事に帰ってきてくれた一號くんがかけた言葉
一號くん「オレみたいなバカの親父代わりなんすから。」
このセリフ、言う向井さんも言われる本田さんもリアルに照れていて、恥ずかしかったらしいです。男の方はなかなかこういうこと言わないですから、恥ずかしいんでしょうね。その照れくささがそのまま画面に出ていたと思うのですが、そのあとの照れ隠しが壮絶だった!
吹石さん「すごい仲良さそう!というか、相変わらずって感じになってくれましたね!」
そう、このどたばたした感じが会長と一號くんの絆!
耕三さん「照れるじゃねえかバカ息子!」
きっと耕三さんはこの言葉を口に出来たことが心から嬉しかったんだと思います。実はこのシーンの撮影のとき、ちょうど向井さんと本田さんのお誕生日会をしたので、よけいに「家族」という意識にもなれた気がしたHPスタッフです。

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会長、ここ病院!

血の繋がりだけじゃない。大切な人、大切な家族、誰も誰もいなくならないで欲しい。ゆづるさんの「ここからいなくならないで」という気持ちは、自分を包むその腕の強さで一號くんには痛いほどに伝わっていたと思います。

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一號に生きていて欲しい

抱きしめる腕、手をどうするかという話になって
吹石さん「手、どうしましょう。前で組みます?」
監督「切なさを出したいので、いやらしく見えなければやりやすい形で大丈夫です。」

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これならいやらしくない!?

…なんの気合いなんですか。でも、このシーンはゆづるさんの心の悲鳴が聞こえてくるようで、美しくもとてもとても悲しいシーンでした。
蘇我さんのしぼりだすような告白、同じ想いを抱えるゆづるさんの願い。「犯人の命よりも自分の大切な人の命」。警察官、特殊部隊員としての覚悟、古橋さん一家の姿は自分にも起こりうること。人を守る手を持つであろう一號くん、その手は誰かにとって大切な人を守って、自分の大切な人を守って、悲しい涙を流させずにいられるのか、それだけの覚悟があるのか。言葉を発することも出来なければ、振り返ってゆづるさんを抱きしめてあげることも出来ない一號くんが、どんな答えを出すのか、次回の「S-最後の警官-」をどうぞ見てください。

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