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現場報告書

30一號と蘇我、最強バディ!(2014.02.02)

秋さん奪還作戦のため、始めてバディを組むことになった一號くんと蘇我さん。「M」の銃口に一瞬の判断でその命が散るのかどうか。そこへ立ちふさがってくれたのは「日本一の突1」こと、嵐さんでした。

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人の背中を見るのは趣味じゃないんだ

嵐さんは、基地局から見ていた状況から突1としてここは「M」が動くと判断して自ら動いたのでしょう。銃弾ならば腕が使えずとも、自分が盾になることで一號くんが動いて、膠着状態を突破することが出来る…そんなとっさの突1の判断、それはやはり日本一の突1の名に恥じない行動なんだと思います。
SATとて、仲間の命が目の前で消えていくことは絶対にあってはならない。「制圧もあり得る」原因は、仲間を、被害者をこれ以上傷つけたくないから。
綾野さん「ぼくも銃持ってるんで、どう抱えればいいんでしょう。」
アクション指導先生「ちょっと周って、左側で支えてあげてください。」
向井さん「ぼくはどうします?秋さん、持ち上げます?」
土屋さん「重いから無理ですよ!」
向井さん「いや、重さは平気ですけど(←否定してくださいよ!!)、肩にホルダーついているから痛いかも。」
土屋さん「わたし、痛いの平気です!」
向井さん「言ったな!ボクサーパンチ受けてからも言えるか!?」

いやいや、そういう話じゃありませんから!どんどん楽しくなってきちゃう「S」チーム、ここは「M」から逃れることが先決ですからね!

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大丈夫だから!

「人を治す手」の持ち主かも知れない一號くん。今回、秋さんの目の前で嵐さんの傷に手を置こうということになりますが
向井さん「傷の様子がわからないから、そんなに簡単には押さえられません。それに、正木以外にも誰か来るかも知れないし、周囲への意識を広く持ちたいです。」
そう、今回「M」が使ったナイクラット弾というのは、傷そのものよりも、体の中で弾けて内臓に損傷を与えるという恐ろしいもの。見た目だけで判断してしまう恐ろしさを向井さんは意識してくださってます。一號くんは「人を治す手」の持ち主かも知れないけれど、向井さんは「人を癒す心」を持っている人なんだなあ、と思うHPスタッフです。

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結構どくどく出ます…

一方、恐ろしい敵である「M」、正木圭吾役のオダギリジョーさん。穏やかに静かに演じる「M」が本当に怖くて
オダギリさん「どうしましょう、気にせず撃とうとするのか、少し様子見るんでしょうか。」
その穏やかに怖いこと言うの本当に怖いんです!!『お、仲間が来たんだ、そうかそうか、みんな立派だね、さあ死のうか』という風情、でもきっと「M」という人は気持ちとかそういうことは関係なく、自分の「職業」として淡々とテロを行う人なんでしょう。オダギリさんの姿を通して描かれる「恐怖」、その姿をどのように受け止めるか、今起こるかもしれない暴力行為、絶対にないほうがいい、そのための「S」の力を感じて欲しいと心の底から思います。

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はいはい、行きますよー

「生きて帰ること」を命題として、何としても「M」の銃口から逃れなければ。そのための唯一の方法を授けてくれたのも、先輩である嵐さんでした。「ミッドナイト(暗闇)エントリー」、それは暗闇で視界を慣らしておく暗調応を利用した作戦。成功させるためにはたったの1回しかチャンスはない。訓練もしていない、そもそもバディとして信頼していない相手とは簡単に出来るものではないんです。出来る、出来ないではない「やらなければいけない」。嵐さんの言葉を先に聞いたのは一號くんでした。少し逡巡して「無理だ」という蘇我さんの腕を掴んだその力、きっとその手には相手を納得させるだけの力強さがあったのではないでしょうか。とっさに勢いよく一號くんの手を振り払った蘇我さん、それはそのことを認めざるを得なかったからなのではないでしょうか。

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どうすればいいのか指示してくれ

熱く熱く、初めて二人で向かう大きな敵。丁寧に丁寧にお芝居を作り上げていく向井さん、綾野さん、そしてスタッフ。その間、被害者チーム、正木さんはそこに居ながらちょっと手持ち無沙汰に。くるくる銃を回して遊ぶ(?)オダギリさん、すみません、むしろ怖いんですけど…実際にそこに正木さんが居たら、話を聞きながらそういうことをまさにしていそうで、本当に怖い!空気張り詰めまくりです!
一方、被害者チーム。床に横たわっていますので寒いんです。そう、こういう倉庫って本当に寒いんです!だって倉庫ということは暖房設備とか全くなくて、秋さんに至ってはシャツにジャケットという薄着ですから!待っている間、スタッフが毛布をかけてあげるのですが、何か楽しそう…
土屋さん「今、わたしたちヒマなんで。一號くんたちが助けてくれるから安心〜♪」

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嵐さん役・平山祐介さんとくつろぎ中☆

発砲シーンというのは、モデルガンに発射用の火薬をつけて撮影するのですが、これだけでも近くにいてすごい音だし、ドカンとした衝撃がおなかに来ます。本物の発砲など知る由もありませんが、きっとこの何倍もすごいんだろうと思うと、銃犯罪なんてないといいな、と本当に思います。
そんな「M」に立ち向かうため、照明を打ち抜く蘇我さん、まっすぐに突っ込む一號くん、銃をかわして拳を振るいます。
向井さん「銃をかわして殴るには、横から大きく入っていくと正木からもパンチが見えなくていいと思います。」

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銃もかわして

これはボクシングのパンチにあるんだそうです。相手の懐に入って、視界の外から振り下ろしていくものだそうですが(パンチの名前がわかりません!)、これは「元ボクサー」である一號だからこそのパンチだと、向井さんが提案してくれたんです。
それを見ていた綾野さん「銃よりも一號のそのパンチ、かっこいいね。」
一號くんの信念をこめたパンチを見て、純粋にそう感じられたのではないでしょうか。銃を構えること、それは形はかっこいいです。でも、命を消すことなく大切な人を守ろうとするその拳、それは本当にかっこいいものなんだと思います。

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クリーンヒット!

初めての二人のバディ作戦、大切な人たちと共に生きて帰るということ。まだ、わだかまりはあるのかも知れない。でも、そうやって共に敵に向かうことでお互いのことを認めていけるように。NPSに出向してきた蘇我さん、今後は一號くんと最強バディとなって、この国を守っていってください!

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