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制作発表 〜キャストご挨拶編〜

愛知佐一郎 役・佐藤浩市 さん

愛知佐一郎を演じさせていただきました。佐藤浩市です。
今日、久々にこのメンバーを再会して、数ヶ月まえの自分の気持ちがフッと盛り上がってきて、懐かしさと怖さと… 複雑な感情が芽生えました。
本当に何もない時代にゼロからものをつくりだした、そういう気概と気骨がある男たちと女たちのドラマだと思います。楽しみにしていてください!

山梨良夫 役・香川照彦 さん

リーダーズというドラマでは、山梨良夫という当時の日銀の名古屋支店の支店長の役で出演させていただきました。
山梨という役は実在の方で、実際に昭和20年代のトヨタが最も窮地に差し掛かっていたときに、日銀の責任者として、トヨタに融資をするという大きな決断をされた方だと聞いています。やはりその覚悟たるや、凄いものだったのではないかなと思っています。ドラマの中でもその覚悟を問われるシーンがありますが、そこを僕自身、骨として太いドラマにするため、頑張らせていただきました。
橋爪さん椎名さんをはじめとした、アイチに関わる方々は日本中駆け回ってロケをしていましたし、福澤組らしい重厚なドラマになっていると思います。僕も作品を実際に見て、またすごいドラマができたなと感銘を受けました。どうぞみなさまこの5時間に渡る2夜連続のドラマを宜しくお願いいたします。

愛知晴子 役・山口智子 さん

佐一郎さんの妻の晴子を演じさせていただきました。山口智子です。このドラマは本当に男たちがかっこいいです!惚れ惚れするというか、惚れます!そんな男たちの夢の影ではあるけれど、やり方は男たちとは違うけれど、一緒に夢に向かって進むという女性としての喜びを感じることができました。
いつの時代も変わらず、大きければ大きいほど難しい夢への道ですが、大きな夢に向かって進んでいく人の素敵さを女として心から感じることができました。男たちの話ではありますが、女性にもぜひ見ていただきたい作品です。

石山又造 役・橋爪功 さん

映画を2本撮ったような気分でした。期間も長かったのですが、中身も濃く、さっき控え室で久々に皆さんとお会いして、話がつきなくて… 本当に不思議なチームだったと思います。
撮影では、最初のころから濃い時代の男たちに取り込まれていた気がします。俳優としてはあんまりやることはなく、その流れに任せていれば進んで行くいく。そのせいか控え室でもどこでも男たちはとても賑やかで楽しかったです (笑)。終わってからなんでかな?と思っていたのですが、昭和の激動の時代に生きた素晴らしい男たち… それが我々自身の関係のバックボーンになっていたんだと思いますね。
ドラマを見ていただいて、いろいろな人間を感じ取って共感してくださればいいドラマだと思います。

愛知正二 役・椎名桔平 さん

僕が演じた愛知正二さんは、昨年お亡くなりになられた豊田英二さんがモデルと伺っています。トヨタの中興の祖と呼ばれた人物なのですが、物語の中では正二がそうなっていくところまでは描かれていませんでした。けれど、そういった人物に向かっていくのだろうということを想像しながら演じました。
いろいろな場所に行きましたが、主人公いわく “社員は家族だ” と何度も言っているように、我々がいろんなところに行っても、誰が呼び合うわけでもなく、居酒屋やホテルの食堂で集まって、ワイワイと… 男たちが団結して、皆がアイチという会社の一員だという実感でそういうことをしていたのではないかなと思いました。
橋爪さんがおっしゃっていましたが、役者としてやることがないわけではないですが、チームワークというか、みんなで夢に向かって進んで行くのだという気持ちを強くもった作品でした。皆さんにもそういうところを感じていただけると思いますので、お楽しみにしていてください!

近藤利郎 役・萩原聖人 さん

ありきたりですが… このチームに入れたことが、本当に幸せでした。とにかく社長のために命がけで金策しました!
あたたかくなってきましたが、明日へのエネルギーにしていただけるような作品になっていると思いますので、週末はこのドラマをぜひごらんください!

三宅光男 役・高橋和也 さん

総務部長三宅光男役をやらせていただきました。僕が生まれ育ったときは、自動車が当たり前に走っていて、日本中をどこでも自由に行き来できる… そういう時代に育ちました。なので、自動車を誰がつくって、いつ、どうやって自動車の社会が出来たのかということを知らずにいたので、このドラマに関わったことで改めて勉強になりました。
そして驚きと感激がありました。僕は子どもたちにこのドラマをぜひ見て欲しいなと思っています。
諦めないことや、高い壁が立ちはだかっても乗り越えていく、強い気持ちがたくさんあるドラマだと思います。22、23日はぜひドラマをご覧ください!

愛知洋一郎 役・溝端淳平 さん

国産の車が当たり前のように街中を走っている時代に生まれた僕からすると、台本を読んだときはすごく衝撃的で、こういうことがあって、今の僕たちは車に乗れているんだなと思いました。
僕は佐藤浩市さん演じる佐一郎の息子の洋一郎を演じさせていただきました。愛知家というのは、親と同じことをせず、子どもは親が出来なかった新しいことをやるというのが家訓なのですが、佐一郎に “新しいものにチャレンジしろ” と言われたシーンでは、僕らの世代に言われている気がして… 国のためを本気で考えて、何かチャレンジしようと考えている僕と同じ世代の人はどれくいらいいるのか… と考えたとき、ぜひこのドラマを見て、僕と同じ世代の人にもその意思を感じてほしいなと思いました。

島原美鈴 役・前田敦子 さん

今回、えなりかずきさん演じる旦那さまを影でそっと支える妻役を演じさせていただいただきました。本当にかっこいい男性陣が登場しますが、彼らを影でそっと支える山口智子さんや、宮沢りえさん… 素敵な女性像が描かれていると思います。
なので、女性の方にも同じ目線で楽しんでいただけたらなと思います。

制作発表の最後に、制作発表が行なわれた TBS 放送センター 1F の展示ブース内にある佐一郎の写真に、佐藤浩市さんが自らがサインをしてくださいました!
週末、ドラマを見る前にぜひ TBS にも遊びに来てくださいね!