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#068 2021年02月13日
夢見るショコラ
色とりどりのボンボンショコラは幸せの種。「見ても幸せ、食べても幸せ、人生を幸せにしてくれるツールだと思っています」と話す川路さとみさん。もともとホテルのパティシエールだったが、ある日先輩パティシエが叱りつけた。「『お前はガサツだからチョコレートは向いていない』って言われたことが悔しくて、3ヶ月後にフランスに行きました」。
修行先の師匠が、女性であることを肯定してくれた。「『君たちってよく泣くだろ?』と。その感情の起伏がチョコレートを作るのに、すごく向いているんだ」って言ってくれたので、夢が見つかりました」。
2年の修行を終え、独立。30代前半の若さで店舗を構え、さらにその2階にチョコレート教室を開いた。生徒は今、1500を数える。「生徒さんと一緒に作ったチョコレートをコンクールに出品をして、そこで何かしらの結果を残したいなと思っています」。
ショコラがくれた夢を、多くの人々に与えてくれる…
彼女は、ボンボンショコラで明日へのステップを踏み続ける。