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#066 2021年01月30日
白球の彼方に

冬のシーズンオフは大切な時期。春の開幕に向けて、岡本寧々さんは白球を追いかける。「小さい頃に男子のプロ野球選手を見て『すごいカッコいいなぁ』って思ってたので、その選手たちと同じようにできてるんだと思うと、楽しくなります」。

小学生の頃からグラウンドに立ち続ける彼女。だけど5年前、交通事故に遭い、野球友達を失い、自身も生死の間を彷徨った。絶望の淵に立たされた彼女に、両親が言葉をくれた。今を乗り越えて、また好きなことに打ち込んで、同じ境遇の人に勇気を与えることが使命なのかもしれないと。

彼女は手術を受け、奇跡的に回復。去年から今のチームに加入し、再び白球を追いかけ始めた。練習後の仕事も野球同様、全力投球。「やってるからにはもっと上手くなりたい。日本代表に選ばれたりして活躍したいなと思ってます」。
彼女が追いかける白球こそ、明日へのステップ。その彼方に、輝く未来が待っている。