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#065 2021年01月23日
商店街に育てられて

伝統ある商店街に去年オープンした焼き芋屋。店主である柴岡由利子さんは、この商店街で生まれ育った。「子供の頃、おじさんがリヤカーで引きながら焼き芋を売りに来るような文化があったので、今に合ったスタイルで焼き芋屋がこの商店街にあったらいいなと思いました」。

以前はイベント会社で働いていた彼女。仕事は多忙を極め、家族との時間もとれなかった。「今、休日は仕事を手伝ってもらいながら一緒に過ごす時間が増えました。すごく充実しています」。
子どもとの時間だけじゃない。感じるのは地元の温かさだ。
「小さい頃からほんとに可愛がってもらってきていたので、今度は私が焼き芋体験だったりとか、お芋のこういう食べ方もあるんだよとか、人とのつながりを感じられるような場所を提供できたらなと思っています」。

育った街をさらによりよい場所へ。商店街の温もりが明日へのステップになる。