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#043 2020年08月08日
涼しげな音色を描く

創業100年に及ぶ風鈴工房「篠原風鈴本舗」の四代目・篠原由香利さん。幼い頃から手伝いはしていたが現在、風鈴の個性を決める絵付けを担当している。

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一見単純そうに見える、東京の街並みを描いた風鈴。実は、一個仕上げるのに三日以上かかる。こうした表現に挑む彼女を支えているのは、代々受け継がれてきた言葉だという。「伝統を守っているのは我々作り手ではない。使ってくださる方がいらっしゃるから続いていける」。母の恵美さんは、彼女が受け継いだものの中に新しさも感じていると話す。「感性が違うので、それも良かったと思っています」。

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ワークショップを通じて、手作りの楽しみも伝えている由香利さん。「いろいろな風鈴の楽しみ方を提案出来ればな、と」。
風鈴というパレットに描く夢。明日へのステップは、これからも続いてゆく。

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