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#035 2020年06月06日
汽笛鳴り響く空

青空に煙がのぼり、汽笛が鳴り響く。その懐かしき情景を生み出しているのは角田幸弘さんだ。
「子どもの時に親しんだ蒸気機関車は、音とか匂いとか見た目とか、温もりとかも全部、人間の五感に訴えかけてくる機械なんです」。

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かつては中古の機関車を走らせていた彼と仲間たち。だが…蒸気機関車をつくりたいという情熱は消えなかった。還暦を迎え、遂に始めた。「もう失敗の連続ですから、それは全部苦労なんだけど、楽しいことの方が振り返ってみると多いですね」。2年かけて見事完成。この春には、量産可能な2号機もつくり上げた。

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蒸気機関車は、完成を育むのに良い教材だと話す角田さん。夢は、日本のいろいろな所を走らせて、子どもたちとも大人たちとも夢を共有することだ。
蒸気機関車の汽笛が鳴り響く空の向こうの、幸せな未来へ。明日へのステップを踏み続ける。

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