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#034 2020年05月30日
まばゆい未来に向けて

人影まばらになった、東京のビジネス街。新橋に構える片寄雄啓さんのピッツェリアも苦境に立たされた。店はもちろん、暮らしも苦しくなる事態。だが…そこで彼が考えたのは“人々が楽しめること”だった。「自粛要請でお子さんたちがやることがないっていうのをニュースで見て、ピザを家で作るのは楽しいので、生地を無料でお配りして」。

苦しくても希望の灯火は消さない。SNSなどを通じ、彼はスタッフと、新しいサービスを続々と生み出している。「しょせん飲食業ってサービスマンだったりするんで、誰かに何かしてあげたいっていう気持ちが強いんです」。

通販を始め試行錯誤する毎日だが、そこから新しい何かが生まれる予感がしている。「今後それがどんどん主流になって、そこだけの雇用も生めるでしょうし、社会貢献的にもできることはすごいいっぱいあるんじゃないかな」。
様々な試みは、必ずやってくる明日へのステップ。きっとまばゆい未来が待っている。