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#027 2020年04月11日
アロマの向こうに見る未来

コーヒー豆の焙煎は、調理と一緒。火の通し方、時間で味わいは変わってしまう。
「自分が思い描いた味になった時には、焙煎士として最高の喜びですね」そう話すのは、杉原大輔さんだ。

10年前、カフェ巡りが好きだった彼に人生を変える出会いがあった。ふらりと入った店でコーヒーの味に衝撃を受けた。それは、スペシャルティコーヒーと呼ばれる流通量の少ない高品質コーヒー。その店の会社に就職し、学ぶこと8年間。念願の専門店をオープンさせた。
やがて杉原さんは、商社などに頼らない、生産地との直接取り引きを始めるように。「間に入っていたマージンの部分を農園の方に還元できて、僕らは安く豆が買える。継続したコーヒーの支援に繋げていけると思ってます」。

コーヒーで皆が幸せになる未来へ…アロマの向こうに見る夢とともに、明日へのステップを踏み続ける。