アンゴラ日記 (2002年1月7日〜11日)


1月7日
 カモタは7時に起きて朝食を食べ、住まいの掃除をした。クリスマスと新年でウアンボに帰省中のメンバーが戻っていなかったため、この日は地雷原に行かなかった。カモタは12時半に昼食を食べて、チームメンバーがWFP(世界食料計画)の旅客機でクバルに到着するのを待った。友達とチェスをしながら待った。だがその後、WFPがクバル行きのフライトをキャンセルしたため、仲間がその日ウアンボに到着できなくなったと知らされた(フライトは翌日に延期された)。カモタは5時半に帰宅して読書をして、音楽を聴いた。そして8時に夕食を食べてから眠りについた。

1月8日
 カモタは7時に起きてシャワーを浴びて朝食を食べ、8時半に、ウアンボから到着する仲間を迎えにクバルの滑走路に向かった。チームが昼近くに着いた後、そのまま車でHALO居住区に向かった。そこでは、警備状況や医療施設、地雷埋設推定区域、水施設やクバルのHALO地雷除去作業について説明を受けた。カモタはクリスマスでウアンボに帰省していた仲間の住まいや持ち物の整理を手伝った。クリスマスの間クバルにいたカモタは、預かっていた居住区の鍵をスーパーバイザーに返した。夕方には色々な仕事上のことを同僚と話し合い、その後眠りについた。

1月9日
 カモタは5時半に起きてシャワーを浴びた。6時にチーム仲間と朝食を食べ、その後各メンバーはそれぞれ必要な機材を渡された。HALOアンゴラのオペレーション・マネージャー(ホアオ・バプティスタ)がチームの点呼をとった後、チームは作業再開前の一日再訓練を受けるためにトレーニング・エリアに向かった。
 トレーニング・エリアまでは車で15分ほどかかり、再訓練は7時に始まった。オペレーション・マネージャーは地雷除去員の訓練の全過程をカバーして実証してみせた。そして、まだクバルに導入されていない420GC地雷探知機の使用法と金属探知音選定法について指導を行った。
 再訓練は午後1時半に終了した。チームはキャンプに戻り2時に昼食を食べ、午後は翌日の地雷原マーキング(印をつける)用の棒を作った。作業は5時半に終わり、全員居住区に戻った。カモタはシャワーを浴び、同僚とチェスをした後、8時頃に眠りについた。

1月10日
 カモタは5時半に起きてシャワーを浴びた。チームは6時に食事をとり、その後各メンバーは必要な機材を渡された。
 6時半になると雨が降り始めた。雨で作業ができない状態になったため、チームは仕事に行けなくなった。雨は午後3時まで降り続けた。カモタは残りの一日、地雷原の地図作成のために来ていた測量師の手伝いをした。

1月11日
 カモタは5時半に起きてシャワーを浴びた。チームは6時に朝食を食べ、その後各メンバーはそれぞれ必要な機材を渡された。 朝食が終わるとすぐに地雷原に向かい、7時に作業を開始した。ほとんどのメンバーはきちんと地雷原がマーキングされた場所で除去を再開したが、カモタの配置された場所は棒が抜けていたのでマーキングし直さなければならなかった。この作業はチームの仕事の終わる一時半までかかった。この日は金曜だったので設備の基本メンテナンスを行い、それから2時に居住区に戻った。 昼食を3時に食べた後、ほとんどのメンバーは散歩に出た。


地雷除去員
フリオ・カモタ






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