アンゴラ日記 (2001年11月26日〜30日)


ホゼ・カポコは、現在クバルで鉄道橋の周囲の除去作業をすすめている15人の地雷除去員の一人だ。かなり大変な作業だが、ホゼ・カポコは少人数だがまとまったチームの一員であることを誇りに思っている。彼のチームへの貢献ぶりとHALOでの作業の様子は、以下の日記から察することができる。

11月26日
朝5時20分起床、15分間運動をした後、チームと共に朝食をとり、6時に地雷原に出発する。地雷原に着くと、スーパーバイザーから簡単な説明を受け、地雷除去の技術と安全ルールに関する演習行った。カポコは8平方メートルの面積をクリアし、8つの金属信号を調べたが、地雷は見つからなかった。それから本部に戻って午後2時に昼食をとり、シャワーを浴びた後に、4時半まで休んだ。

8時には地元の映画館で映画を見た(一人当たり1ドルの値段で小さなTVで上映)。

11月27日
朝5時起床。空が暗く、雨が降りそうなので干していた服を取り入れる。5時半にお粥の朝食をとる。6時にランド・ローバーの後ろに乗って地雷原に出発し、6時半にスーパーバイザーの説明を受ける。、演習に出てくれる人が不足しているとスーパーバイザーのピラルテ氏が言うので、カポコが演習に出た。

7時に担当レーンに配属され、30分置きに休憩を取りながら1時半まで作業を行った。
カポコは金属信号を6つ探知した。朝に降った雨のおかげで、金属を探す際に地面が掘りやすかった。地雷は見つからなかったが、代わりに亜鉛でできた屋根シートが見つかった(信号の原因はコレだった)。カプコは10平方メートルの面積をクリアした後に、昼食をとりに本部に戻った。

午後2時45分に昼寝をし、4時に起きて居住区に水を運ぶ手伝いをした。6時20分に友達のマリオ・アルバノに会いに行き、一緒に食事をして8時40分に帰宅した。カポコは9時半に床についた。

11月28日
カポコは朝5時20分に起床し、朝食にお粥を食べ、ランドローバーの後ろに乗って地雷原に向かった。チームはいつものようにスーパーバイザーの説明を受けた後、それぞれのレーンに配属された。この日、カポコは金属信号を探知しなかった。作業が終わった午後1時半には9平方メートルをクリアしていた。午後2時にとうきびと豚肉の昼食をとった後、チームの仲間とトランプをして過ごした。夕食はHALO本部でとり、9時に床についた。

11月29日
カポコは朝5時半に起床し、チームの仲間と共に朝食をとった。朝食は普段はお粥だ。地雷原でスーパーバイザーの説明を受けた後、レーンに配属され、金属信号を12回探知した。このうち2つは空き缶で、残りは様々な金属によるものだった。
カプコは午後1時半に帰宅し、HALOキャンプで豆と魚とライスの昼食を食べてから休憩した。
午後7時に他のメンバーと共に夕食をとり、10時まで音楽を聴いてから眠りについた。

11月30日
ホゼ・カプコは朝5時に起床し、5時半までサッカーをして運動をした。それからバタ付きパンと紅茶の朝食をとり、地雷原に向かった。午後1時半まで地雷原で働いた後にHALO本部に戻り、昼食に牛肉とフンゲ(とうもろこし粉で作った地元料理)を食べた。午後2時50分に道具と作業服の手入れをし、チームの仲間とともに26から30日の間に使用した機材の目録を作成した。

午後3時半から4時まで休憩をとり、6時半に地元の球場でサッカーをしたのちに、ゼブラ・バーでテレビを見ている友達と会った。それから8時に夕食をとりに本部に戻った。その後音楽を聴きに客が来て、その日は遅くまで起きていた。


地雷除去員
ホゼ・マリア・カポコ
勤務地:クバル・ベングエラ






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