ナビゲーターより|TBSテレビ:夢の扉


ナビゲーター/宮越かおり

ナビゲーターより

新幹線。
飛行機。
リニアモーターカー。
なんとなく似ている要素はあるけれど、そのどれとも少しずつ違うエアロトレイン。
小さい頃の私が想像していたような21世紀の乗り物で、本当にマンガの世界を見ているかのようでした。
しかも、それは、宙に浮くのに省エネで、さらに自然エネルギーだけを使って走行することが出来るという、私の中の常識を覆すものでした。

開発者の小濱先生は、本当に良い意味で少年のような方で、色々なことに興味を示し、私の話を真剣に聞いてくださったり、目を輝かせて幅広い分野のお話をしてくださったり、そして、お孫さんのお話をしてくださる時の優しい笑顔が、とても印象的でした。
『鷹眼猫脚』
小濱先生が考えた言葉だそうです。
鷹の眼のようにするどく観察し、必要であれば、猫の脚のように俊敏に動き出すことが大事という意味だそうです。

最先端の科学技術を研究されている小濱先生ですが、実は普段は農業もされていて、自然から教わり、考えさせられることがたくさんあるとおっしゃっていました。
全く真逆のものだと思っていただけに、そのギャップに驚きましたが、自然を愛し、地球を大切に思う小濱先生にだからこそ、開発出来た乗り物なんだと思います。

地球に優しく、かつ最先端のエアロトレインに乗れる日が楽しみです。