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TBS 夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画 『 Wの悲劇 』


みどころ

「 私、おじいさまを殺してしまった !! 」
うら若き女子大生の悲痛な叫びから巻き起こる名家の殺人事件!

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日本を代表する女性作家の一人・夏樹静子の代表作で、日本国内で累計約250万部、海外でも10カ国で約20万部も売り上げたサスペンスの名作 「 Wの悲劇 」。この名作ミステリーを今回、TBS が、脚本界の名匠・岡田惠和の現代的なアレンジで TV ドラマ化! 最新の法医学に基づき、ドラマオリジナルの展開で描かれる、偽装工作のトリックは大きな見どころ。
キャストは、TBS ドラマ初主演となる菅野美穂をはじめ、真矢みき、池内淳子、谷村美月、成宮寛貴、中村橋之助、江守徹、小日向文世、津川雅彦、武田鉄矢、香川照之など、超豪華陣で夏樹ミステリーが持つ集団劇、密室劇の醍醐味をより深く、より痛快に描いていく !!

あらすじ

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年の瀬が迫る12月…。派遣 OL の 一条春生 (菅野美穂) は折からの不景気で、突然派遣先の会社をクビになってしまう。そんな矢先、春生は以前、キャバクラ嬢をしていた頃の仲間だった 和辻摩子 (谷村美月) から、正月、北海道にある和辻家の別荘で一緒に過ごさないかとの誘いの手紙を受け取る。仕事がクビになったうえ、昔から男にだらしがない母と、頼りない恋人・健治 (宮藤官九郎) に囲まれた生活にうんざりしていた春生は、金持ちの別荘で過ごすという招待に飛びつく。

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数日後の正月…。春生は、摩子の家族で日本有数の製薬会社を営む和辻家の別荘を訪れる。春生の来訪を喜ぶ摩子に、摩子の紹介で別荘に集っている和辻家の面々と対面。和辻製薬の社長で、和辻家のいかにも家長然とした 与兵衛 (津川雅彦)、綺麗だがプライドの高そうな与兵衛の妻・みね (池内淳子)、与兵衛の弟で仕事が出来ない遊び人のような 繁 (江守徹)、与兵衛の甥でいかにもイケメン坊ちゃん風体の 卓夫 (成宮寛貴)、摩子の義父で学者らしい気難しい態度の 道彦 (中村橋之助)、そして、与兵衛の亡くなった妹の娘で摩子の母でもある貴婦人のような美しさを持つ 淑枝 (真矢みき) と、和辻一族ではないが与兵衛の主治医で謎めいた雰囲気を持つ 鐘平 (香川照之)

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春生はそんな一癖も二癖もありそうな和辻家の面々と早速、晩餐を共にする。晩餐後、与兵衛だけが自室に退席し、残った和辻家の面々と鐘平、そして春生はラウンジで各々思い思いにくつろいでいた。と、そんな春生たちの前で、突然、誰もが予想だにしなかった悲劇が巻き起こる。与兵衛に呼ばれて席をはずしていた摩子がナイフを手に握り締め、鮮血に染まった姿で皆の前に現れたのだ。

「 私、おじいさまを殺してしまった !! 」

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和辻家のうら若き華であり、何のけがれも知らぬであろう摩子が、なんと大伯父である与兵衛を殺してしまったというのだ。皆が与兵衛の部屋へ行くと、摩子が言うとおり与兵衛が死んでいた。摩子は、与兵衛に乱暴されそうになり、抵抗した勢いで刺してしまったと皆に話すと、道彦はすぐに警察に連絡を入れようとするが、淑枝は摩子を警察に突き出したくないと、自分が代わりに自首すると言い出す。さらにみねも、和辻家の名誉を守るために摩子を犯罪者として通報する訳にはいかないと主張し、一同は途方に暮れる。そんな一同に向かい、死亡時刻をずらし、与兵衛を強盗に殺されようにすれば良いと、鐘平が提案。ほどなく、一同は摩子を一先ず東京へ帰すと、鐘平の医師の知識を活かした指示に従い、皆が一丸となり、与兵衛の遺体や身の回りに偽装工作を施していく。その翌日、万全を期す和辻家一同の前に、いよいよ刑事の 中里 (小日向文世) が捜査にやってきた……。