「三大大会6連覇を狙うスーパーチーム」
名実ともに世界No.1チーム。日ソ二強時代、そして中国の黄金時代と続く女子バレー界の勢力図を塗り替える第一歩となったのは、89年のワールドカップだった。90年代に入ると、バルセロナ五輪、アトランタ五輪を連覇。90年代の大会で落としたのは、90年の世界選手権(4位)だけ、今大会で三大大会6連覇という途方もない記録に挑む。しかし、アトランタ五輪以降、チームに微妙な変化が現れている。まず、190cmの大型センター、カルバハルが結婚のためチームを去り、世界のスーパースター、ルイスも休養のためチームをしばらく離れた。その間名将ヘオルへ監督のあとを継いだペルドモ監督は、キューバの伝統と言ってもいいツーセッターシステムをワンセッターにした。常に3枚の大砲を擁し、圧倒的な攻撃力が持ち味だっただけに、周囲を驚かせたが、これは、テストに過ぎなかった。
セッター・アゲロにトス回しの基礎を覚えさせよういう意図があったようで、今年に入ってルイスが戻ると、コスタ、アゲロのツーセッターが復活した。5月にスイスで行われたBCVカップでは、ルイス抜きの布陣で、ライバル、ロシア、中国、ブラジルに圧勝した。特にこの時活躍したのは、ルイス二世と言われるルイザ。身長はさほど高くはないが、ルイスばりのジャンプ力と、20歳とは思えない冷静なスパイクが武器の選手だ。世界のエース、ルイスも31歳。さすがに全盛期の迫力はなくなったが、まだまだ“顔”でプレーできる選手。彼女がコートにいるといないとでは、周りの選手の安心度が違う。それに、トレス、フェルナンデスのセンターに
、左利きのベルが健在と、その布陣はやはり強力だ。
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