6月25日の試合結果
JPN 1-3 KOR
CRO 3-1 ITA
CAN 0-3 NED
ARG 0-3 CHN

最新リポート!
6/20〜6/22
6/17〜6/19
6/12〜6/16
6/5〜6/9
5/29〜6/2

 日頃から常に、監督・選手達に密着取材しているから拾うことのできる、かなりマニアックなネタがウリのコーナー。自然と選手の意外な素顔も見えてきます。とにかく、拾って拾ってのスクープ写真とともにお楽しみください。

Vol.30 選手のみなさんへ “ありがとう”
(6月26日 PM20:00)

 大会期間中、朝から晩まで全日本選手12人を取材しつづけた「court side リポーター」のS記者が、葛和ジャパンにとって「忘れらない1日」を密着取材しました。

午後3時15分。
 日曜日とあって、選手村となっている品川プリンスホテル前に大勢のファンが集まり、選手が出てくるのを待っている。選手はいつもはできるだけ全員そろってからバスに乗り込むのだが、パニックを避けるため、ロビーに来た順にすぐに乗りこむことに… 相変わらず一番乗りは竹下選手。 続いて、ファンの多さに驚きながら、出てきたのは満永選手。 突然バスに乗りこんでいた吉田コーチが窓を開けて叫んだ! 「第1セット終了!!イタリア1−0で取りました!!!」 「きゃーっ」という悲鳴のような歓声。 バスに乗り込む高橋選手も「マジ!?マジ!?マジ!?」と笑顔がこぼれる。

午後3時30分。
  葛和監督と小島団長が、最後にゆっくりとバスに乗り込み、予定の時刻通り、全日本女子チームが選手村を出発。盛大なファンの声に見送られながら…

午後4時。
 東京体育館に着いたバスを待っていたのは、大勢の報道陣のカメラ、カメラ、カメラ。 「なんかカメラのトンネルができてるね」と吉田コーチ。 移動中に入ってきた第3試合の続報(セットカウント1−1)が耳に入っているらしく、乗り込む時とは違う厳しい表情になっている。 そう... 会場では日本チームの運命を半分握っている第3試合、クロアチア対イタリアが行われている真っ最中なのだ。 日本の夢をつないで欲しいという祈りを込めたファンのイタリアへの大声援の中、会場入りから程なく、試合を見つめる葛和監督の姿がコートの片隅に…

午後4時34分。
 第3試合終了。バーバラ・イエリッチの大爆発でクロアチア勝利。 シドニーへの夢が絶たれた瞬間、葛和監督は口をキッと結ぶと、自分に何かを言い聞かせるように何度もうなずきながら、選手控え室に向かった。 試合前のウォーミングアップのため、第2コートに集まった選手たち。 小島団長を中心に体を抱きかかえるように座った選手たち。 じっと一点を見つめる監督。 どの様に伝えられたのかは判らないが、涙を拭う選手の姿が遠目に見える…

午後5時35分。
 選手たちは泣きながら選手入場に控えていた。 それでもこれから試合をしなければいけない。 気丈に涙を見せず、他の選手を励ます江藤選手。これが葛和ジャパンのキャプテンの姿なのだ。 あまりにも痛々しい姿だった。 オープニングセレモニーが始まり、会場に入ってきた選手たち。 その目は赤く、しかしもう涙はなかった。 「がんばろう」津雲選手が声をかける。うなずく江藤選手。 この姿に連動するように他の選手たちも動き出した。 「がんばろう!ヨッシャー!!」

  コートに一人ずつ呼ばれるアナウンスが始まった。“No.1!葛和ジャパンのキャプテン この人がニッポンの止める人...江藤直美!!”

  一瞬、江藤選手の瞳がみるみる赤くなっていく。 ぐっと唇をかみ締めコートに入っていく… 次々と続く選手たち。しっかりと前を見据え、その表情は美しいとさえ感じた。 君が代斉唱…シドニーで歌いたかっただろう。中には日の丸を胸に歌うのは最後だと思っていた選手もいた。

午後6時1分。
  韓国戦が始まった。

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 “バレーは6人でやるスポーツ”だと小学校で習ったのを憶えている。でもこの大会では違う。日本は、我らが全日本女子チームは“バレーは12人でやるスポーツ”だった。 12人…コートに立つだけではない。声が出なくなるまで励まし気力を盛り立てる選手も一緒に戦っていたのだ。 監督、コーチ、マネージャー、トレーナー、アナリスト… コートサイドにはスポットライトが当たらない。でもコートの中の選手だけでは戦えない。 葛和監督のよく言う『全員バレー』 その姿に新たな感動を感じたファンは、私を含めきっと大勢いることでしょう。

  「ありがとう」 いま、私は選手達に、チームのみなさんに、何よりもこの言葉を送りたい。 そして再びその輝く笑顔を楽しみにしていると…


大勢のファン達 ・・・





グッド・ニュース!





その瞬間...








がんばろう!





ラストポイント





“コートサイド”


Vol.29 まだシドニーへ行く道はある!!
(6月25日 PM15:00)

 一度はシドニー行きの切符が手のひらに乗った。 第4セット。マッチポイント。 誰もが鳥肌を立てて見ていたことでしょう。 試合終了のホイッスルがなったとき、大懸選手が最初に泣き崩れたのが目に映った。…私自身、頭の中が真っ白になった。 きっと多くのファンのみなさんも、同じ感覚だったと思う。 昨日(24日)のコートサイドに書いたように正念場のクロアチア戦。 これで自力でのシドニー行きはなくなったのだから…

 しかし、まだ道は残されているのです!!  その方法は:

(1)第3戦のクロアチア・イタリア戦で、イタリアが勝つこと
(2)第4戦の日本・韓国戦で、日本が勝つこと

...この2つが達成されたとき、日本とクロアチアは4勝3敗。残された4枚目のシドニー行きチケットをセット率で争います。 (*セット率=勝ちセット÷負けセット)

日本の
セットカウント・セット率

クロアチアの
セットカウント・セット率

3−0 →  1.364
0−3 →  1.077
3−1 →  1.250
1−3 →  1.154
3−2 →  1.154
2−3 →  1.231

 この表を見てわかるとおり、1,2の条件がクリアされた場合、クロアチアがどれだけセットを取っても、日本は3−1以上で勝てば、オリンピック出場を果たすことができるのです。 もしクロアチアが1−3で負け、3−2で日本の勝った場合はポイント率の戦いとなります。

  今日。これが最後の本当に最後の決戦です! あきらめた時点で負け!! 選手の体を見て判るように、この6戦でテーピングだらけとなっていますが、我らが日本女子チーム。コートに立てばそんなの関係ない!怪我?忘れてプレーをしていますよ。そう、まだ道は残されている!!

  私達も気持ちを切り替えて、盛り上げて、選手たちが100%の、いえ、200%のプレーをできるように心からの応援、がんばりましょう!!!

 


日本のエース・熊前が ・・・




ここぞという時の大懸




会場中が揺れる応援   




無敵の大砲・バーバラ




試合終了


Vol.28 臨時Court Side! クロアチア戦
直前 レポートです!!!
(6月24日 PM17:30)

 「東京体育館へお願いします」とタクシーの運転手さんに告げると、決まって返っ てくる言葉は「女子バレー見に行くの?ニッポンがんばってるよねぇ」。 中には「私も 行きたいんですけど、チケットがねぇ」という運転手さんもいる。そして必ず聞かれるのは「でも何位に入ったら行けるのか良くわからないんですよ」

 ここで復習しましょう。まず、このHPの『出場資格』をよーく読んで下さい。優勝 は文句ナシにシドニーへGO! 問題はちょっとややこしいアジア枠だと思うんです。

  中国、韓国そして日本の3カ国の中で1番上の順位のチームは、たとえ何位であろ うとも「アジア枠」で出場できる。たとえ6位でも… そして昨日までのアジア勢は、韓国2位、日本4位、中国5位という順番になっています。 敗数はそれぞれ1、2、2、日本は中国にセット率で上回っている状態。 そして3位にいるのが同じく2敗のクロアチア。きょうの対戦相手なのです。

 ここでどちらか2敗をキープした方が、現在シドニー行きの枠内に残留。 それだけ今夜は両チームにとって大事な試合となるわけです。 また、日本戦だけではありません。今日の第2試合、韓国 vs 中国の試合結果も重要なんです。中国が(3−2)で勝ったため、韓国も2敗。日本が勝つと、ア ジア3カ国とも2敗で並び、明日最終戦は、日本 vs 韓国、大決戦!となるのです。 敗数が並んだ場合、次に順位を決めるのはセットカウント。 今日のクロアチア戦では1セットも落とさない覚悟で挑まなければ、明日がキツイのです。

 少しは今日の試合重要度が判っていただけたでしょうか。 (このHPを見て下さっている方々は知ってるよそんなこと!と言われそうですが…) ここまで書いてようやくそんな大事な試合を控えた選手達の午前練習の様子をご報告。

  まずは鬼ごっこからスタートしました。 へぇっ!!とお思いでしょうがこれも葛和マジックのひとつ。 選手達にダッシュ練習を兼ねたリラックス練習なのです。 ただでさえ緊張する試合を前に、選手達に笑顔を、そして平常心をプレゼント。 あまり笑わない竹下選手も笑顔いっぱい、みんなわぁーきゃあー言いながら走り回っ ている姿に最初の4日間のチームの雰囲気が戻ってきていると感じました。

  練習のメインメニューはやはりブロック練習。世界のスーパーアタッカー、イエ リッチ・バーバラ選手を止める対策。 燃えるセンター陣、江藤選手は「もう、意地でも出る!!絶対勝つ」と気合充分!鈴 木選手も、「バーバラを止めて!」と声を掛けると、「オッス!!まかせて!」と元 気な返事…

  葛和監督は「絶対、イタリア戦みたいにはならない。クロアチアより練習量はうちが勝っているんだから…あとは選手を信じるのみ!!あいつらならやってくれるでしょ う」と笑顔で答えて下さいました。


 私も選手を信じて、声が出なくなるまで応援するぞ!オーッ!!!

 


練習場にも垂れ幕が・・・



葛和ジャパン一致団結



竹下選手の笑顔



参加したくなる鬼ごっこ



江藤選手のブロック・・・



炸裂に期待!!



小島団長もゲキ!



Stop the バーバラ!


Vol.27  「アウグーリAUGURI(おめでとう)!!」
イタリア!!
(6月24日 AM11:30)

  何でこんなに強くなったの???と思ってしまった、イタリアチーム。 大会直前、各国の監督に「一番気になる国はどこですか?」と質問して一番多い返事 はイタリアだったのでした。  確かに知り合いの、同じヨーロッパ・スペインのバレーボール記者が、「イタリア 女子チームは今、未知数の力がある。何故なら男子が世界No.1であるのに女子のレベ ルが低いのでイタリアバレーボール協会が全力でパワーアップを図っているらしい」 と教えて下さったが、まさかここまで…というのが私の感想。

 そしてシドニー行きの切符を手に入れたイタリアチーム。 オリンピック初出場を決め、涙を流して喜ぶフルゴーニ監督は記者会見前も興奮しっ ぱなし… ご存知の通り、もともと陽気な国の人達だから帰りのバスは最高の盛り上がりを見せ るはず…そこで私、急遽イタリアチームの団長に許可を頂いて、選手村に帰るバスに 同乗しちゃいました。

 興奮が収まらない選手達は、叫んでる!?と思えるほどのボリュームでおしゃべり が止まらず、バスに乗った途端、大合唱… ごめんなさい。イタリア語がわからないので何の歌かはわからないのですが、通訳さ んが教えてくださった内容は、「カプチ−ニが飲みたいな、****が食べたいな」 という歌。(****はスコーンみたいなイタリアの御菓子だそうです) そんな母国を愛する色んな歌を次から次へと歌いながら、カメラで記念映像を撮った り、抱き合ったり… 何度かインタビューを試みても、知らん振り(多分英語が判らない為と思うのです が)だったピッチニーニ選手が、カメラに向かってニコニコ顔でしゃべりかけてきた のには、びっくり!! こちらも必死で「AUGURI!(おめでとう)」と伝えると子供をあやすようにハグして くれました。

  突然リニエーリ選手とメッロ選手がフルゴーニ監督を指差しながら叫び出しました。 それは「監督が私達をシドニーに連れていってくれた!」という内容の言葉。 何度も繰り返し、大きな手拍子とともに、最後はウォーッという気合の 雄たけび!照れ笑いを浮かべる監督。


 うらやましかった…絶対、絶対、日本チームのこんな姿を見たい! 見られる日を信じ、そしてまた皆さんにその様子を伝えることが出来るように明日 (24日)の応援、みんなで頑張ろう! 頑張れニッポン!!!

 




陽気な歌を大合唱







試合前はカメラに反応しなかったのに・・・







うれしさ100%


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