あらすじ
第1話
(7/5放送予定分)
敗戦から10年経った、高度成長期元年といわれる昭和30年春(1955年)、日本の道路舗装率がまだ5%にも満たなかった。家一軒よりも車の値段のほうが高かったそんな時代に、日本人にも買える国産車を作ろうとする動きがあった。 その動きは、「通産省の国民車構想」という記事ですっぱ抜かれ、通産省には記者が殺到、職員は対応に追われる。重工業局長の丸尾要は根回しもできていないこの計画を、同局自動車課長の風越信吾が勝手に記事を書かせたと思い怒りを露にする…。 その頃、風越は、安くて故障しない車を作るよう、かつて戦闘機を作っていたアケボノ自動車を説得中だった。条件は4人乗りで時速100キロ、10万キロ走っても大きな修理を必要としない車を3年以内に開発し、25万円で販売するというもの…。しかしアケボノ自動車の朝原太一社長は、「理想は素晴らしいが現実を考えてくれ」と風越の要請を断ってしまう…。
*内容は一部変更になる場合がございます。ご了承ください
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