スペシャルドラマ「恋」

出演

石原さとみ、井浦新、田中麗奈、斎藤工、渡部篤郎、原田美枝子 ほか

  • 放送未定

小池真理子の最高傑作と評される第114回の直木賞受賞作『恋』を石原さとみ主演でドラマ化。タイトルから多くの人が想像するのは、一組の男女の純愛を描いた恋愛ストーリー。しかし、読者の想像を見事に裏切り、予想できない結末に向かって物語は静かに、やがて激しく疾走する。
舞台は、時代が多量のエネルギーを持っていた1970年代初頭の日本。高度経済成長と安保闘争に沸く東京と、閑静な避暑地・軽井沢を舞台に描かれる友情、純愛、不義、三角関係、そして殺人…そのエキセントリックさにもかかわらず、震えるような切なさと救いを感じさせる重厚な読後感は、まさに直木賞受賞作の名に恥じないもの。現代文学史上、特筆されるべき名作。それがドラマとして映像化された今作がTBSチャンネルに登場する。
主演を務めるのは石原さとみ。男女幅広い世代から絶大な人気を誇り、近年ますます演技力にも磨きがかかる石原が、女子大生、矢野布美子を熱演。
脚本・監督には「遺恨あり明治十三年最後の仇討」で第37回放送文化基金賞本賞を受賞した源孝志。映画「TOKYO TOWER」、「大停電の夜に」など独特の美しい映像表現に定評があり、『恋』の持つ官能と純粋の織りなす魅力を最大に引き出している。

【ストーリー】
1972年(昭和47年)2月28日。軽井沢で起こった連合赤軍浅間山荘事件に、日本人の目が釘付けになっていたあの日、事件現場からさほど離れていない静かな別荘地で、もう一つの殺人事件が起こっていた。加害者は22歳の女子大生、矢野布美子(石原さとみ)。被害者は、地元の電機屋のアルバイト青年と大学の助教授。電気屋の青年は射殺され、助教授は下半身不随の重傷を負った。事件現場には助教授の妻も居合わせたが、まるで貝のように固く口を閉ざして何も語らない。
ごく普通の女子大生であった布美子は、英文学翻訳のアルバイトで出会った大学助教授の片瀬信太郎(井浦新)と妻・雛子(田中麗奈)と倒錯した“恋”に落ちる。やがて、その恋はひとりの青年・大久保勝也(斎藤工)の出現によって急速に崩壊していったのだった。そして、布美子は事件の動機を一切語ることなく、全ての罪を受け入れた。彼女には、何よりも守るべき“ある秘密”があったのだ。
浅間山荘事件の陰で、社会欄の片隅に小さく取り上げられたこの事件は、痴情のもつれが原因の衝動殺人として処理され、やがて人々の記憶から消えていった。しかし、事件から40年以上たった2013年、偶然この事件に興味を持ったルポライター鳥飼三津彦(渡部篤郎)は、矢野布美子を探し真相を探ろうとするが、長い服役を終え年老いた布美子(原田美枝子)は末期ガンを患っていた。死を目前にした布美子は、ついに心の奥へと隠していた秘密を告白。事件の背後に隠された運命的な悲劇と葛藤が、徐々に明らかになっていく…。

番組基本情報

  • 制作年 : 2013年
  • 全話数 : 1話
  • 制作 : TBS
  • プロデューサー : 槙哲也、河野美里
  • ディレクター・監督 : 源孝志
  • 原作 : 小池真理子『恋』(第114回直木賞受賞作)
  • 脚本 : 源孝志
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