昼間からうたた寝をして、気持ちよく一人前の雪使いになった夢を見ているシュガーですが……おかげで長老さまたちと約束していた魔法の練習を見てもらう約束をすっぽかしてしまい、さぁ大変。

「ばっかも〜ん!」

当然のことながら長老さまに怒られてしまうのでした。

「そんなことでは母のように立派な雪使いにはなれんぞ!」

シュガーの母親は妖精界一の雪使い。そんな母親にあこがれてシュガーも雪使いになると決心したのです。

そのことを指摘されたシュガーは

「シュガー、がんばる! がんばって母さまみたいな雪使いになる!!」

と決意を新たにするのでしたが――しかしどうにも極端なシュガーは、今度は練習練習と朝から晩までところ構わず、周囲の迷惑なんかお構いなしに調子はずれの笛を吹き続けるのでした……。

それではサガはたまりません。
家から学校までつきまとってきて迷惑ばかりかけるシュガーに、とうとうサガは

「うるさいなぁ〜、もう! 練習するならどっか他のところでしてよ!!」

と怒り出してしまうのでした。

そしてカチンときたシュガーは

「フンだ! イイもん。1人で練習するもん!」

そういって飛び出して行きます。

……いったい、2人はどうなってしまうのでしょうか?