"魔法の花"の種をサガのトイピアノの上にまいてしまったので、サガの家をすみかと決めてしまったシュガー。

そうしてサガの部屋でのシュガーの居候生活が始まったわけですが……。

「いい、シュガー。今日は邪魔しないでよね。ノーマたちと買い物に行く約束してるんだから……聞いてるの？」

「う〜ん、きーてるよぉ〜……お買い物でしょ〜。わかってるって。シュガーも一緒に行くね〜。」

シュガーは寝ぼけてサガの言葉を全然聞いていません。
そしてそんなシュガーに、サガは無理やり別行動を言いわたし、買い物に出かけてしまうのでした。驚いてサガを追いかけるシュガーですが、

「おい、シュガー!」

突然の声に振り返ると、それは一緒に"きらめき"を探しに人間界にやってきた季節使い見習のペッパーとソルトです。

「さあ、行こうぜ。」

とソルトたちはシュガーを誘います。

「へ？どこへ？」

？顔のシュガーに、

「決まってるだろ、"きらめき"を探しにだよ。」

一人前の季節使いになるには、自分でまいた"魔法の花"を咲かせなくてはなりません。そして魔法の花を咲かせるには"きらめき"が必要なのです。だから"きらめき"を探さなくてはならないのでした。

「3人で探せばすぐ見つかるよ！」

「ワッホ〜！」

そうして勇んで飛んで行く3人でしたが……しかし3人は、実は"きらめき"が何なのか、どこにあるものなのか、よくわかっていないのでした。ふわふわしたものなのか、ぽかぽかしたものなのか、それともきらきらしたモノなのか……果たしてどれなのか、3人はけんかをしてしまう始末。
それではとりあえず、人のたくさんいるところに行こうと決めた3人が向かったその行き先は――

それは期せずして、サガの向かった市場の方角なのでした。