インタビュー

今田耕司さん

このドラマのお話を聞いたときのお気持ちは?

最初はミーハー気分で「やった、ビッグビジネスや〜!」ってはしゃいでいましたが、実際、撮影に入ってみて、とんでもないところに来てしまったと思いました(笑)。でも、回を重ねるごとに、良い経験をさせていただいていると感じています。もちろん、バラエティの撮影でも緊張はしますけど、それとは種類の違う緊張感、「もう逃げ出したい!」と思ってしまうような緊張がありますが、それが良い経験になると思っています。
7年前ほどから舞台などをやらせていただいていますが、お笑いやバラエティとは違う緊張感が楽しいのだと思います。緊張するし嫌だなと思っているのだけど、嫌だと感じているということ、それをやり切ったとき、何か自分にとってプラスになっているのだと思います。この仕事はラクだったな…と感じるような仕事は印象に残らないですし。
「一視聴者として観る側にいればよかった…」と思う部分も正直ありますが(笑)、周りの人たちからの反応もすごくて、「すごく良い役じゃないですか!」って、たくさん声をかけられますし、そこはとても嬉しいです。

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演じられる一村という男はどんな人物だと思いますか?

大勢の人を救いたいという、医者の原点とも言える純粋な想いを持っている人物で、自分の夢や理想に向かっている姿は、佃さんに通じる部分はあるのかもしれませんね。そのほか特に深く考えてはいませんが、貴船教授に自分のアイデアを奪われても、そこで怒っても仕方がない、患者が救われれば自分のことは二の次でいい…そう考えている、すごくいい人なのだと思います。

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そんな一村を演じる上で気をつけているポイントというと?

手術シーンの撮影をする前に、実際の手術を見せていただいたことは、とても助かりました。演技をする際に「こういう場合はどうするのだろ?」って悩まずできたので、実際に手術の現場を肌で感じられたのはとても良かったです。
それと、自分が演じる一村さんがゴッドハンドと呼ばれる腕前の医者なので、それこそブラックジャックのようなイメージがありましたが、指導していただいた医療監修の根本先生がとても物腰柔らかな方で、根本先生をモデルにしている一村さんもこんな感じで居ればいいんだなと、根本先生にお会いして気持ちが楽になりました。
それ以外、特に役作りということは考えていなくて、もう全て監督にお任せしていますが、一村さんの内に秘めたアツさみたいなことは言われているので、そこは忘れずに演じています。
強いて言えばですが、普段の自分は座っているとき足をパカーって開くクセがあるのだけど、一村さんはそんな座り方はしないだろうと思うので、そこは気をつけています。自分の役作りとすれば、そこだけですね(笑)。

福澤監督の“ジャイ組”作品がお好きとのことですが、それはどんなところ?

スケールがすごいですし、豪華さがあるじゃないですか。それに、いろんな方面で活躍する方が出演されるのも、楽しみなところです。
実際に監督とお会いして、ある種、佃航平と同じように背中で現場を引っ張っていく雰囲気を感じました。

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そんな“ジャイ組”の撮影現場の雰囲気はいかがですか?

どこの現場でもそうだとは思いますが、誰一人サボっている人はいないというか、それぞれの持ち場できっちり仕事をされていて、それらが全部、同時進行的に動いているような感じです。バラエティの場合、本番でカメラが回ると、そこから先はタレントさん任せみたいなところがありますけど、ドラマの場合は全ての動きがきっちり決まっているので、みんなで一緒に作品を作っている感覚を強く覚えます。
僕個人的には、石倉三郎さんの存在にものすごく助けられています。僕と同じお笑い出身の方ですし、プロデューサーの伊與田さんがどこまで計算されているのかわかりませんが、石倉さんが桜田社長を演じてくれていることで、一村さんと桜田社長が一緒の夢へ向かって頑張っているという二人の関係性を、自然に感じながら役に入ることができていると思います。それが初めてお会いするような役者の方だと、「この人と、夢を共有して頑張っているんだな…」と考えなきゃいけないところだと思いますが、石倉さんが演じてくれていることで、その手間がかからないという感じでしょうか。
落語家の立川談春さんも、一緒に舞台をさせていただいたことがあるので、撮影に入る前、「現場はどうですか?」などとよく聞かせていただきましたし、津野さんを演じてらっしゃる中本賢さんも、その昔はアパッチけんとしてお笑いをやってらっしゃった方ですからね。僕もよく観ていましたし、ホント、テンションの上がる現場です。

主演を務める阿部寛さんの印象というと?

阿部さんとは21年ぶりの共演となりますが、その当時とは、持ってらっしゃる雰囲気は全く別モノだと思います。座長としての存在感というか、演じてらっしゃる佃航平にも通じるところですが、回りを引っ張っていく感じがものすごいです。だからこそ、周りも一丸となっている空気を感じます。
それと、あのセリフの量はえげつないですよね。阿部さんにしても吉川さんにしても、ずっとしゃべってらっしゃるじゃないですか。撮影に入る前まではドラマとして普通に楽しんで観ていましたけど、撮影に入ってからはそれどころではないですね。自分に置き換えたら…と、そんなことを考えてしまいます。

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今までの放送で好きなセリフやシーンなどありますか?

いろいろありますけど、阿部さんが大きな声を出してらっしゃるところは全部好きですね(笑)。自分のセリフも含めてですけど、みんながセリフを回して、最後は阿部さん演じる佃さんへパスする感じ、そして最後は佃さんにバシッと決めてもらうところは気持ちがいいです。
僕のシーンなどは、本当によく撮っていただいているという感じで、相当盛られていると思います。放送を観て、「こんな風に出来上がっている!」ってビックリしています。

最後に、このドラマのどんなところを観ていただきたいとお考えですか?

見どころはたくさんあると思いますが、ズバリ、このドラマを楽しんでいただければ、それだけで嬉しいです。
同じお笑いの人たちも見ている方が多くて、大阪で同期のほんこんさんからは「なんでお前が出てるねん! ドラマに集中できへんわ!?」って最初は怒られましたけど(笑)、それ以降はほんこんさんもドラマにより入り込んでくれたようです。「貴船は腹立つわ〜、一村がんばれよ!」って言ってくれました。それこそハタチくらいから知っている人ですからね、そんな身近な人にも楽しんでいただけるのは嬉しいですし、たくさんの方に最後まで楽しんでいただければと思います。

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