参院選・沖縄選挙区、激戦1人区の行方は

5日後に迫った参議院選挙で31ある1人区のほとんどで自民党が優勢と見られる中、数少ない苦戦が伝えられているのが沖縄選挙区。ここに16日、自民党・安倍総裁が入りました。野党4党が推薦する候補と自民党の公認候補による対決となっているのですが、選挙戦終盤に安倍総裁が苦戦を承知で、あえてこの沖縄に入った狙いは一体何なのでしょうか。

16日から1泊2日で沖縄入りした自民党・安倍総裁。17日は、石垣、宮古の離島まで回る選挙期間中としては異例の日程です。

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「皆さん、景気回復の流れを止めますか?それとも、景気回復をしっかりと行って、この沖縄に景気回復の流れをお届けする政治、どちらを選びますか?」(沖縄選挙区〔自民党〕・安里政晃氏)

安倍総裁と並んで立ったのは、沖縄選挙区の自民党公認で公明党推薦の安里政晃氏。普天間基地の移設で政府・自民党の方針とは異なる県外移設を主張していますが、安倍総裁の横で安里氏は「県外移設」とは明言しませんでした。

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そして、注目された安倍総裁の発言は・・・
  「普天間の固定化があってはなりません。全体の米軍再編を進めていく中で、皆さんに『負担が軽減した』、そう実感していただけるように我々も努力を重ねてまいります」(自民党・安倍晋三総裁)

自らの強い意向で、当初の遊説日程を変更し沖縄入りした安倍総裁ですが、普天間についてどう表現するか、ぎりぎりまで調整を続けたということです。沖縄入りについて、政府・自民党内には慎重論が強くありました。

「総理が入って負けたらどうするのか」(官邸関係者)
  「北風と太陽ってあるだろう。総理が北風になってしまって、反発が起きるんじゃないか」(自民党幹部)

政府関係者によりますと、安倍総裁は「勝ち負けに関係なく、普天間の名護市辺野古への移設に取り組む政権の本気度を伝えたい」という考えから押し切ったということです。ただ、辺野古移設の容認派からは「移設先の名護も訪問してほしかった」という声も聞かれるなど地元の反応は複雑です。

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「相手候補、政策の中には県外移設と言っておりますが、さる衆議院選挙と同じように、当選をしたら公約を変えてしまうのではないかと、大変、県民が危惧しています」(沖縄選挙区〔諸派〕・糸数慶子氏)

諸派で共産党、生活の党、社民党、みどりの風と野党4党が推薦する現職の糸数慶子氏。普天間基地の沖縄県外への移設を主張し、同じように県外移設を主張する自民党の安里氏を批判しています。

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「自民党が選挙のときには県外と言いながら、選挙に通ると辺野古移設。すぐ裏切ってきましたね。皆さん、このような二股公約を絶対に許すわけにはまいりません」(日本共産党・志位和夫委員長)

応援に入った共産党の志位委員長も、「自民党の候補は『県外移設』と言っているが、自民党の選挙公約には『辺野古移設』とはっきり書いてある」と自民党内のねじれを批判。

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社民党の福島党首も応援に入るなど、沖縄では野党共闘が続いています。

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沖縄選挙区には、このほか、諸派で新人の金城竜郎氏と無所属で新人の新島メリー氏が立候補しています。

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