“社会保障”議論低調の中、若者に高まる将来への不安

今、待機児童の問題が注目されていますが、母親たちは収入の多くが保育料に消えながらも働き続けたい理由として、「将来への不安」を強調しています。選挙の争点として社会保障政策の議論が高まらない中、若い世代の不安感は高まるばかりです。

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29歳の母親、保育所へ1歳の息子のお迎えに急ぎます。

「(会社を)出るのが遅くなって午後6時を超えると“延長料金”」

4月、入れる保育所をようやく見つけました。しかし、国の基準を満たし、大幅な公的補助がある「認可保育所」ではありません。そのため、保育料は割高です。

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「(保育料)給料の半分くらい」
  「時短(勤務)で?」   「時短だから」

月の手取りの半分が保育料で消えます。
  「待機児童が多く、入園できない子どもが多くなっていますので」

2月、東京・杉並区では「認可保育所」への応募が殺到。入所できなかった29歳の母親らは、区に対し定員を増やすことなどを訴えました。

全国の待機児童はおよそ4万6000人。多くの党が待機児童の解消について公約でうたいますが・・・女性は「保育所に預けて働かざるを得ないそもそもの事情を、政治家はわかっていない」と話します。

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「いったん辞めると、正社員に戻るのが難しいので、ここでふんばって(仕事を)続けていかないと。家のローンも夫婦で組んだので、私が辞めてしまうと、せっかく建てた家を売ることになる」

「(選挙カーに)認可保育所作って下さい!」
  「ありがとうございます!」   「“ありがとう”じゃないよ・・・」(ママ友)

保育所に預けられるかどうかは、生活がかかった問題なのです。
  「仕事を辞めるという選択肢はない。子どもの教育費、1人2000万円かかる。それを夫1人で 稼いでためられるかというと・・・」

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保育所に預けて共働きしないと、子どもの教育費を捻出し続けられるかわかりません。夫婦ともに、いつまでも正社員でいられるかわからない時代だから、なおさら今の職は手放せません。

今、非正規雇用の人の割合は全体の4割に迫り、過去最高を記録しています。雇用が不安定になる中、国民年金保険料の納付率も低い水準のままです。将来への不安は高まるばかりです。

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「(公的年金は)全く信頼できない。自分で自分を守っていかないと不安な世の中」(28歳(会社員・独身)〜老後に備え民間企業の“自分年金”3種に加入)

「定年退職して収入がなくなっても生きていけるという安心感はない」(41歳(会社員・夫と娘の3人暮らし)〜老後のため1500万円を運用 更に1000万円以上を英・ポンドにして分散)

「今日明日を生きるので精一杯、先のことはあまり考えないように」(44歳(独身)〜“日雇い”で働く 国民年金保険料は未納)

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29歳の母親は・・・
  「年金ももらえなくなる気もする。日本の国が(将来)続いているのかなと思います、真剣に」

それでも、参院選の投票には行く予定です。

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