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スペシャルコンテンツ「川藤 “格言” 語録」

Vol.11 第4話より

「人に交わるには信を以ってすべし」 by 福沢諭吉

これは第4話より、新庄のプリクラのエピソードで川藤が言った言葉。これは現在発行されている1万円札の図柄でおなじみの福沢諭吉が残した言葉で、この後に「己を人を信じて、人もまた己を信ず。人々相信 (にんにんあいしん) じて、はじめて自他の独立自尊を実にするを得べし」と続く。
その意味は読んで字のごとく、真心を持って人と接することが肝要だということ。まったくもって、その通りだ!
ちなみに、“信” という字は「人が言ったことを守る」という意味がある。また、福沢諭吉は “独立自尊” という言葉が好きだったようで、独立心の低い人間がいることが回り巡って不平等で不自由な社会を作り出すと考えていたらしい。まったくもって、その通りだ!
ちなみに、自身の戒名にも “独立自尊” という文字が入っているそうだ。

江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した福沢諭吉だが、世間一般的によく知られているのが、慶應義塾大学の創設と「学問ノススメ」という本を著したことだろう。その冒頭にある「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という一文はあまりにも有名。まったくもって、その通りだ!
ちなみに、この冒頭の一文は、アメリカ合衆国の独立宣言からの引用とのこと。

ちなみに、TBS ドラマの 「 GOOD LUCK !! 」 「砂の器」 「華麗なる一族」 などの監督を担当した福澤克雄氏は、福沢諭吉の玄孫 (=やしゃご。ひ孫の子) に当たる人物。料理が得意で、撮影現場では監督自らが作るカレーライスが名物として、キャストや関係スタッフに舌鼓を打たせていることで有名。ただいま、今冬公開が予定されている「私は貝になりたい」を鋭意撮影中。

ちなみに、日本で初めてカレーライスと出会った人物として、東京大学で最初の博士・名誉教授となった三宅秀が知られているが、その出会いは、氏が1863年に江戸幕府の遣欧使節団に加わった際に書き残した日記で確認できる。その文面から、手づかみでカレーを食べるインド人の姿を見て不快に思った氏の様子が伺えるが、江戸時代末期から昭和へと時が経ち、カレーライスが国民食とまで呼ばれるようになるとは、ゆめゆめ思っていなかったはず…。

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