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スペシャルコンテンツ「川藤 “格言” 語録」

Vol.07 第1話より

「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」

これは第1話より、部室に集まっていたニコガクナインに対して、川藤が初めて直接安仁屋たちに向けて言った言葉。読みは「エンジャクイズクンゾ、コウコクノココロザシヲシランヤ」。中国の故事にまつわることわざで、その意味は「ツバメやスズメのような小さな鳥に、鴻 (オオトリ) = オオハクチョウや鵠 (クグイ) = ハクチョウのような大きな鳥の志などわかるはずがない」というもの。
それでは、ツバメやスズメの志はどうなんだ? 彼 (彼女?) らの志は、低いというのか !? と、ツッコミを入れたくなる方もいるかと思われるが、その気持ちは胸のうちに収めておいてほしいところ…。

このことわざのように、動物を引き合いに出したものが少なくないが、参考までに“鳥”に関することわざをいくつか紹介してみよう。

スズメ百まで踊り忘れず」:
子どもの頃のクセは一生直らないという意。
同:三つ子の魂百まで。

立つ鳥、後を濁さず」:
去るときは後始末を怠らずにせよという教え。
対:後は野となれ山となれ。

闇夜のカラス」:
区別がつかないことのたとえ。
同:雪にシラサギ。

トンビがタカを産む」:
平凡な親から優れた子どもが生まれることの意。
対:カエルの子はカエル。

トンビに油揚げをさらわれる」:
思わぬところから不意に横取りされるという意。
類:漁夫の利。

能あるタカは爪を隠す」:
能力のある人はその実力をひけらかさないという意。
類:羊の皮をかぶった狼。

掃き溜めにツル」:
どうということのない所に、優れたものや美しいものがあるというたとえ。
類:珠玉の瓦礫に在るが如し。

カモがネギしょってやってくる」:
何かをするときに条件が揃い都合がよいという意。
同:渡りに舟。

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