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インタビュー

Vol.05 中尾明慶 (関川秀太 役)

原作は知っていましたか?

もう、バリバリ知ってますよ!小学校から中学校にかけて、リアルタイムで読んでました。中学のときは、「ROOKIES」に影響されて、みんなでキャッチボールをしたりしてました。だから、このドラマに出られると知ったときは、めちゃくちゃ興奮しました (笑)。マネージャーさんも、ぼくが「ROOKIES」が好きなのを知っているので、「ドラマのお話があるのだけど、なんだと思う?」みたいに、もったいぶって僕に言うんですよ。で、教えてもらって「えーーーっ !?」みたいな。もしも「ROOKIES」がドラマになったら出てみたい… とは考えたことがありましたけど、実際にドラマ化するとは思ってもいなかったので、すごくびっくりです。そんなドラマのお仕事をさせてもらっているなんて、本当に幸せです。
でも、その幸せを感じているのとは逆に、ものすごく緊張している自分もいるんです。なんていうのか、ドラマがクランクインする前からテンションがものすごく上がっていたので、それをキープできるかな… とか心配もあったりしました。普段のドラマも場合だと、ドラマの現場が動き出すちょっと手前でモチベーションを上げるという感じなんですけど、「ROOKIES」の場合は、話を聞いた途端にドカーン!ってテンションが上がっちゃってるじゃないですか。それが最後まで続くかな? って心配になっちゃうんですよ。今はもう常にアクセル全開の状態なので、ガソリン持つかな… とか (笑)。

「ROOKIES」の魅力ってなんですか?

やっぱり、川藤先生が言う言葉って、僕が原作を読んでいたときはリアルに学生だったので、ものすごく影響力はありましたよね。例えば、学校の先生と、意見が食い違ったりすることってあるじゃないですか。そんなときに川藤先生みたいな人と出会っていたら、もっと人間として大きくなれたんじゃないかな… とか思ったりして。川藤先生の存在は、すごく大きいですね。
それと、仲間という部分でも、ニコガク野球部のメンバーを見ていると、友情っていいなーとか思います。すごく男くさくて、固い友情っていいな… みたいに憧れちゃいますね。「ROOKIES」の登場人物みたいな人たちが増えて、熱い気持ちを持って生きていれば、いまの日本ので起こっている変な事件とかなくなるんじゃないかなって思うし、原作からもそういうメッセージを感じます。

原作で好きなエピソードというと?

それは難しいなぁー。そうですね、若菜と桧山の関係とか好きですね。例えば、若菜がキャッチャーの特訓をしていたのを、桧山が手伝うところとか。幼なじみで、その友情が伝わってくる親友って、どんなにケンカをしてぶつかり合っても、心で繋がっているから、すぐにもとの関係に戻れる。これって、男同士ならではの友情じゃないですか。そこに関川は出てこないんですけどね (笑)。

関川を演じるときに注意しているところは?

よく「役作り」とか聞かれますけど、僕は役作りということを、あまり気にしていないんですね。僕の場合は、まず台本を読んで素直に思ったこと感じたことを頭の中でイメージして、そのイメージしたものを、身体を使って表現していくという感じなんです。だから、「役作りが難しい」とか感じたことがなくて。すごく楽しくてしょうがないです。
今回の「ROOKIES」の関川に関しては、原作の関川というキャラクターがあって、それを乗り越えたいという気持ちもありますけど、僕が関川という役をいただいたからには、もうこれは僕のものだと思いますし、すごく楽しんで演じたいという気持ちが強いです。もちろん、原作の関川がベースになりますけど、ドラマの関川はそのベースの上に僕がいろんなものを積み重ねていくという感じ。もし、監督に原作通りに演じてくれと言われたらそうしますけど、今回は台本の中の関川を演じてくれと言われてますし。
モヒカンスタイルもそうなんですけど、プロデューサーに「やってくれるとうれしい」と言われて、「わかりました、あとは僕に任せてください」という話があって、気づいたらこんな頭になっていたみたいな (笑)。原作の関川は後頭部の髪は立ててないんですけど、これは僕のオリジナルということで、このモヒカンスタイルにしました。

視聴者の方へメッセージを。

土曜日の夜8時に、家族と食事でもしながら見ていただくと、会話が弾むと思いますので、よろしくお願いします!

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