消防の仕事早わかり図鑑「消防の装備とは?」

スーパーレンジャー隊のハイテク装備

スーパーレンジャーには、省令で装備すべき“高度救助資機材”が定められています。
下記5点のほか、リモートコントロールで操作できカメラで水中の様子を映し出すことができる『水中探査装置』も装備されている。

| 二酸化炭素探査装置 | 画像探索機 | 地中音響探知機 |
| 地震警報器 | 電磁波探査装置 |

二酸化炭素探査装置

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生存者が出す二酸化炭素と検知することができる。

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画像探索機

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高感度CCDカメラで倒壊建物の内部状況をモニターに写し出し、下敷きになった生存者を発見できる。
またチューブから生存者に空気を送ることや、ガスや温度測定なども可能。

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地中音響探知機

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電子装置・振動センサー・音響センサーで、瓦礫などの中の振動や音をキャッチ。
生存者の有無や位置を探す事ができる。
またマイクで生存者と対話することも可能。

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地震警報器

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人間が地震を感じる前の初期微動を感知して警報を発し、救助活動を行う救助隊員に危険を知らせる。

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電磁波探査装置

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電磁波を送信し反射波を受信解析することで、瓦礫や土砂などに埋まっている生存者の有無および位置を確認できる。

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レンジャー隊の基本装備

災害現場に駆けつけ、1秒でも早く要救助者を救い出すために、レンジャー (救助) 隊はさまざまな資機材を装備しています。
七つ道具ならぬ十数種類の資機材を駆使する知識と技術も、レンジャー隊員に欠かせない能力です。

| 空気ボンベ | ウエットスーツ | ロングバックボード | 救助ハーネス |
| 救命索発射銃 (M-63) | コンビツール (コードレス・レスキュー・コンビツール) | とび口 |
| 浮環とサーバイバースリング | 救命索発射銃 (M-3) | 大型油圧救助器具 スプレッター |

空気ボンベ

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主に、隊員の呼吸保護の為、空気呼吸器に取り付けて、火災やガス災害などで隊員の呼吸を確保します。

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ウエットスーツ

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潜水・水中活動時に、体温保護の為、まず着用します。
ワンピース型のネオプレーン素材のスーツで5mmの両面ジャージ。

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ロングバックボード

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脊柱・頚椎等に損傷の可能性がある傷病者に使用する、固定・搬送用のボードです。
ヘッドイモビライザー・固定用ベルト・頚椎カラー (首を固定する物) と併用して使用します。

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救助ハーネス

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高所などの墜落危険から身を守るため、命綱などを着ける個人装備品。

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救命索発射銃 (M-63)

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火薬を使用せず、空気ボンベの高圧空気を利用して、発射体 (弾) を発射するライフル型のもの。
火薬取締法の規制はないが、それ以外は他の銃と同様の扱いになります。

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コンビツール (コードレス・レスキュー・コンビツール)

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救助活動での切断・つぶし・拡張などに使用。充電式で軽量で、パワーもあり、使い勝手がいい。
例えば、切断能力は、刃の中央で約10tあり、大型油圧救助器具に匹敵する能力を持っています。

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とび口

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火災の時に使用する一般的な消防用破壊器具の一つで、ほとんどの消防車に積載されています。

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浮環とサーバイバースリング

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浮環は、水面に浮いている人の安全を、早期に確保するために使用します。
サバイバーは、要救助者の脇の下に廻して、胸ベルトを締めて吊り上げに使用し、意識のある要救助者に使用します。

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救命索発射銃 (M-3)

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リードロープを付けた発射体 (弾) を発射することで、目的の場所に救助ロープを誘導するもの。

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大型油圧救助器具 スプレッター

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油圧により、各アタッチメントを動かし、拡張・引っ張り・切断等の操作により救助活動を行うもの。
スプレッターの展開力 (開く力) は、先端で約 4.5t、引張力約 5.7t です。

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