2001年12月19日(水)放送
【主婦が‘仕事’に出る時の収入と税金】

※夫並に稼げるならともかく、パートだと税金面で微妙な額になるのがほとんど。
※少しの違いで、一家の総収入では、かえって損になることがある。その見極めが重要。

※一般的に、妻がパートで働く場合、「年収103万円までなら税金がかからない」などといわれている。

  • これは、妻の収入に対する所得税に、38万円の基礎控除と65万円の所得控除があり、合計すると103万円であることなどが根拠。
※しかし、夫の収入がおよそ500万円(所得税率10%)ほど家庭なら、実はこの数字にそれほどこだわる必要はない。

※例えば、妻の収入が103万円と120万円の場合を比べてみると…
  • 妻自身の税金や夫の控除減などで、税負担は120万円のほうが103万円よりおよそ5万円ほど増える。
  • しかし、120万円の妻は103万円の妻より17万円多く稼ぐのだから、家庭トータルではプラスになる。
※実際に妻の収入を気にしなければならないのは、年収が130万円に達したとき。
※妻の収入が、129万9999円までなら、妻は扶養家族として国民年金や国民健康保険の保険料を自分で負担する必要がない。
※しかし、130万円を超えると、妻は年間20万円前後の社会保険料を払わなくてはならない。
※計算すると、170万円以上稼がないと収支が合わないので十分注意して欲しい。