2001年7月18日(水)放送
【損保各社の医療保険はお得?】

●7月から、医療保険、がん保険、介護保険、傷害保険など第三分野商品を、生保、損保各社が、子会社ではなく本体で扱えるようになった。
  • 東京海上を中心としたミレアグループの損保各社では、保険に“現物支給”をセット。アスクルという、オフィスで備品を注文すると翌日に配達する会社と提携し、支払われる保険金(給付金)の範囲内で、綿棒、ティッシュ、焼きおにぎり、レターセットなど様々なものをオーダーひとつで届ける。たとえば、病気で入院して給付金が10万円出るケースで、自宅に帰ってからも買い物に出られずにアスクルを利用して3万円の買い物をしたとすると、10万円の中から、アスクルで買い物した代金3万円を差し引いた残りの7万円が口座に振り込りこまれる。

  • 来年4月に統合予定の安田火災を中心とした損保ジャパンは、自動車保険に、医療、がんなどの保障を特約として着脱できるようにした。

  • 今年10月に統合予定の三井海上、住友海上の商品は、俗に言うカフェテリア方式。傷害保険、医療保険、がん保険など必要な補償をチョイスしてオーダーできる方式。
●損保の保険は職域募集がベースで、同じ会社でたくさんの人が加入すれば、募集コストなどが低くなるのでそのぶん割引が効く。一企業で20人以上なら5%引き、100人以上なら10%引き、500名以上なら15%引き、1000人以上なら20%引き、5000人以上なら25%引き、1万人以上なら30%引きになる。これは、すでに販売されている傷害保険などにも適用されていて、しかも新商品も傷害保険といっしょにカウントされる。ということは、勤めている会社で100人が傷害保険に加入していたら、同じ損保の医療保険に入れば、自動的に医療保険も10%引きになる。