こども保険は本当にお得?
こども保険というのは、名前はこども保険でも、実はお父さんのための保険です。
特に、貯蓄性を重視したこども保険の場合には、こどもの保障は極端に低くなります。
ただ、お父さんが亡くなった場合には、それ以後の保険料の払い込みは免除され、満期には保険金が出ます。
ただし、貯金としてこども保険に入るのはどうかと思います。
なぜなら、予定利率といって貯金の利回りにあたるものが、今はかなり低くなってしまっている会社が多いからです。
ですから、10年、15年とお金を払い続けて満期を迎えても、結局、払った金額ぐらいしか戻ってこないという保険がほとんどです。
どうしても貯金ができない性格なので、保険で強制的に貯金をしていかなくてはならないというひとの場合には、例えば、ソニー生命の学資保険をお勧めします。
学資保険としては貯蓄効率が良いと言われる郵便局の学資保険と比較してみると、こちらの方がお得なんです。
子供が2歳で、保険料を払うパパが33歳で、18歳で200万円を受け取るケースで見てみると、郵便局の学資保険は月々1万420円の保険料になります。
いっぽうソニー生命の学資保険は9240円で、1180円支払額が少なくて済みます。
ただし、16年間ですから、貨幣価値の変化も考えると、すでにお父さんがある程度の保険に入っているなら、やはりこども保険に入るより貯金したほうがいいと思いますが。
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