今週のテーマは「アナログデータをデジタル化して保存しよう!」です。
- 最近あまり利用されなくなったオーディオカセットテープですが、このテープの耐久年数は、常温常湿の状態で約30年。通常は、湿度の変化があるので10年くらいが目安とされています(日本記録メディア工業会)。
そのため、昔録音した音楽や落語などのテープは、年を経るごとに老朽化してしまいます。ダビングをすることで新しいメディアに保存し直すこともできますが、その場合、アナログからアナログに移し替えるため、どうしてもデータは劣化してしまいます。
- そこで、こうしたアナログのデータを長期に残すために、デジタル化してCD−Rなどのメディアに保存しましょう。
- 用意するもの:パソコン(AV入力端子のついたもの)、オーディオプレーヤー、オーディオケーブル
- 方法は簡単。プレーヤーの出力端子につなげたオーディオケーブルを、パソコンのオーディオ入力につなぐ
-
→オーディオ側はパソコンでコントロールできない。
手動で再生ボタンを押す。
→「スタート」-「プログラム」-「アクセサリ」-「エンターテイメント」 と進み、「サウンドレコーダー」を起動。
→再生開始に合わせて、録音ボタンを押すだけ。
→記録形式は、WAVEファイル。 音質は「CDの音質」に設定すれば大丈夫。
→ただし、60秒しか録音できないので、『無音WAVEファイルメーカー』などのフリーソフトで、録音時間を延長させることが必要。もしくは、60秒を越えても録音が可能なフリーのレコーディングソフトを使うのがベター。『ぽけっとれこーだー』などがあります。
- 入手先:
無音WAVEファイルメーカー
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se073411.html
ぽけっとれこーだー
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se096521.html
- 記録した音のデータはWAVEファイルという形式で記録されています。
この形式は、音質は最高なのですが、そのぶんファイルサイズが大きくなってしまいます。CD−Rなどにコンパクトに収納(記録)したいときは、録音したデータをMP3などの圧縮フォーマットに変換して記録するといいでしょう。
- ちなみにCD−R1枚あたり(700MB)
WAVEだと79分
MP3だと約11時間30分の楽曲データが入ります。
|