|
スペシャルウィークの今週のゲストは、ジョン・カビラさん、川平慈英さんのお父様、川平朝清さん。戦後沖縄のアナウンサー第一号。実にきれいな日本語をお話になる方でした。
川平家は琉球の王族の末裔で、王朝の芸能関係の奉行や通訳を務めていたというので、その血は確実に受け継がれているんですね。川平さんのお名前についている「朝」の字は、かつては王族だけが使うことが許されていたんだそうです。
父母兄が移民として渡った日本統治下の台湾で生まれ育ち、18歳の時に日本が太平洋戦争で敗戦。その翌年、一家は台湾を追われ沖縄へ。川平さんにとっては初めて踏む故郷の地でした。
1949年、沖縄を占領していた米国軍政府がラジオ局を開局すると、川平さんはアナウンサーとして勤務。その後、米ミシガン州への留学を経て、開局間もない民放・琉球放送の役員となり、さらに沖縄の公共放送・沖縄放送協会(OHK)の開局に携わり初代会長に就任。1972年の本土復帰でOHKがNHKに統合されると東京に移り、NHKの経営主幹に。
川平さんの経歴は、沖縄の放送業界の発展と戦後復興の歴史と重なります。
沖縄の基地問題について川平さんは穏やかな口調で問いかけます。
嘉手納基地の面積は東京・品川区とほぼ同じ。もし品川区がすべて米軍基地だとしたらみなさんはどうでしょうか? 沖縄の人たちはその状況を70年間耐えてきました、と。とても重みのある言葉です。
|