スペシャルウィークのこの日は、作家の高橋源一郎さんがゲスト。
番組のメッセージテーマが「今年の漢字二文字2015」ということで、高橋さんも考えてきてくださいました。しかも3つも。
『肩痛』…今とても肩が痛いそうです。
『国会』…安保法制反対で40年ぶりにデモに行った。
『慰霊』…70年前に戦死した伯父の慰霊にフィリピンへ。
今年の高橋さんは、朝日新聞の連載をまとめた『ぼくらの民主主義なんだぜ』や、安保法制に反対する国会前のデモで注目された学生団体「SEALDs」のメンバーとの対談集『民主主義ってなんだ?』が大きな話題となりました。
今日の対談も「民主主義」の話へ。
高橋さんは、「個人が声をあげて意見を言うのが民主主義」だと言います。民主主義が始まった頃のギリシャでは、日本とは正反対。みんなが自分の意見を声をあげて言ってきました。でも、日本人はそれを苦手としてきたのではないか、と。
ところが、今年(2015年)夏の国会前デモでSEALDsの学生たちは、自分の意見を堂々と声に出していました。
なおかつ、意見を表明したあとに、自分の所属と自分の名前を言っていたそうです。
「意見に署名をしているようで、いいなと思いました」
と言う高橋さん。
それでこそ民主主義が「ぼくら」のものになるんでしょうね。
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