久米宏 ラジオなんですけど

今日は久米さんに喜んでいただけて、堀井さんにも熱心に聞いていただいて、嬉しかったです。ありがとうございました。

アベノミクスがうまくいっているのかという話は、「誰にとって」という定義によって評価は違ってきます。例えば安倍総理にとってということなら、来年の選挙の結果がよければ「うまくいった」ということになります。あるいは国内の景気が悪くなっても、それが中国のことや世界経済など国外の要因で危機を迎えたということになると、かえって政権の求心力が増す可能性もあります。そうなるとやはり安倍さんにとってはアベノミクスが「うまくいった」ということになります。

アベノミクスで雇用が増えたといっても正社員は減って、増えたのは非正規雇用じゃないかという話もあります。「格差はけしからん」ということは言わなきゃいけないんですが、これも言い方によっては安倍政権を助けてしまう可能性があります。というのも、それまで職がなかった人たちはアベノミクスの恩恵を感じているからです。