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慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で触感について研究している仲谷正史さん。とても興味深いお話をお聞きすることできました。
なにかを触った時の「ツルツル」「ざらさら」「ずっしり」「ふっくら」といった「触感」は、あまり意識してはいないつもりでも、実は人間の気持ちや意思決定にかなり作用しているそうです。例えば、初対面の人と握手をしたら見た目とのギャップを感じたり、ふわふわのタオルを触っていると気持ちが落ち着くといったことは経験がありますよね。採用面接で使うクリップボードの重さを変えると人物評価も変わってくるという実験結果もあるそうです。
仲谷さんは様々な触感を数値的に測る方法やその触感をデジタル技術で再現する装置を開発しました。その触感体験装置「テクタイルツール・キット」を堀井さんがトライ。このキットを使うと、空っぽの紙コップを触っているのにビー玉が入っているような触感や、炭酸水が注がれたときのシュワシュワ感が伝わってきます。
そして面白いことに、炭酸水の触感を感じながら実物のコーラを飲むと、炭酸の刺激が強くなったように感じるんです。触感がリアルな感覚を増幅したということです。
こんなふうに、もっと「触感」をクローズアップすることで新しい価値観や産業をつくりだすこともできると、仲谷さんはおっしゃっていました。
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