19歳の時にテレビで和菓子の木型職人を見て木工に惹かれたという宮薗さん。
大学で木工を学んでから回り道をしましたが、
死を覚悟するひどく身体をこわしたことが大きな転機となって、
「自分のやりたいことをやろう」と
2011年にスプーン専門工房「miyazono spoon」を立ち上げました。
宮薗さんのオーダーメイドスプーンは「口の中で消える」と評判。
久米さんと堀井さんも実体験。二人とも何度も驚きの声をあげていました。
宮薗さんのスプーンは先端のくぼみのカーブが、内側と外側で違っていて、舌にあたる部分は直線に近い形になっています。
ですから口からスプーンがすっと抜けるんです。
それが「口から消える」ヒミツ。
スプーンは持ち方ひとつとっても一人ひとりみんな個性があって
実は、それぞれ気持ちいい柄の形があるそうです。
普段はそんなことまで考えることなく、何気なく使っていますが、
宮薗さんも自分で作るようになって、その奥深さに気がついたそうです。
工房では、話をしながらいつまでもスプーンをなめている人もいるそうです。
スプーンひとつでこんなに話がふくらむのかというくらい
スタジオは盛り上がりました。
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