今年の台風(たいふう)は7月から日本にやってきましたが、
9月は大きな台風が日本に上陸(じょうりく)しやすい月といえます。 台風が近づいたとき、ニュースや天気予報で「最大風速(さいだいふうそく)」や「最大瞬間風速(さいだいしゅんかんふうそく)」などと放送していますが、 これらはどのようにちがうのでしょうか。
風はいつも同じように吹くのではなく、強く吹いたり弱く吹いたりしています。 10分間の風の速さ(はやさ)をはかって、その平均の速さを求め、 その平均風速の最も強いものを最大風速と呼んでいます。 ふつうに「風速」というときも10分間の平均風速をいいます。 瞬間風速はあっという間、時間にすると0.25秒間の風速をいいます。 この瞬間風速のいちばんつよいものを最大瞬間風速といいます。
だから、おなじ場所では、最大風速より最大瞬間風速のほうが 大きい値になるのです。
|