スポーツ
Q. スノーボードでターンはどうしたら上手にできるのですか? (男の子、6歳)
A. 荻原先生:君はスノーボードをするときに、前を向く方は「右足」かな「左足」かな。
男の子:左足です。
萩原先生:左足というのは、「レギュラースタンス」といって、多くの人が左足が前にくるんですけど、君は文房具のコンパスって分かる。丸を書く道具なんだけど…。
男の子:…
萩原先生:分からないかな。じゃあね、スキーやスノーボードはなぜ曲がるかっていうと、まず、スノーボードの板を遠くに置いて見てみて。スキーやスノーボードの板というのは、ご飯をお茶碗に盛るような「しゃもじ」みたいな形をしているのは分かるかな。
男の子:分かります。
萩原先生:先と後ろが太くて真ん中がくびれて細くなっているのが分かるかな。ああいうくびれがあるからスキーやスノーボードは曲がることができるんだ。スキー場に行ったら、角を立てることによってスキーやスノーボード曲がっていくんだけど、それとともに体重移動という一番大切なことがあるんだよね。
おねえさん:君はターンはどのくらいできるの?
男の子:木の葉…。
萩原先生:なるほど、「木の葉」という初心者の型ね。木の葉のようにひらひら降りてくるような滑り方のことですね。じゃあ、ずっと下り坂を見ながら左に行ったり、右に行ったりするんだよね。今度さ、緩やかな斜面に行ったら、左足を前に滑っていって、左足にいっぱい自分の体重を掛けて、左足だけで滑る感じで滑ってみて。そして、余裕ができるようになってきたら、お父さんかお母さんに「コンパス」という文房具を買ってもらってみてください。自分の左足が針の位置で、鉛筆の方が右足だと思って、自分の体重を左足にのせて円を描くように回ってみてください。スキーの場合は背中の方に体重がかかっても回転できるんですけども、スノーボードは山側に体重がかかってしまうとあまり曲がることができないんですね。まず、コンパスは何百円かで買えるものですから、お母さんかお父さんに言って、買ってもらって、コンパスで丸を描いてみよう。
永先生:スノーボード以外でもコンパスは必要になるから絶対買いなさい(笑)

スポーツキャスターの荻原次晴 先生

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