スポーツ
Q. サッカーをやっていてキーパーをやっているのですが、ゴールキックがじょうずになるにはどうすればいいですか? (小3・男の子)
A. 岡野先生:ゴールキックは、置いてあるボールかな、手に持っているボールかな?
こども:置いてあるボール。
岡野先生:ということは、キック自体がうまくいかないんですね。これは練習する以外に正直ほかに手はないんです。人間は、じょうずにやりたいなぁと思っても、必ずしもうまくいかないよね。そういう時は、子供たちはどのように考えるのか、菅原先生に教えてもらおうね。
菅原先生:こんにちは。一生懸命、サッカーやっているんだよね。でも、なかなかうまくいかないこともあるよね。心理学でちょっとむずかしい言葉があるんです。「高原現象(こうげんげんしょう)」というんですけど、これは「たかい台」のことですね。すごく一生懸命やっているのにあんまりうまくいかないことがあるんです。だけど、そこはあきらめないで頑張ってやっているとポンッとうまくなる時があるんです。あるきっかけが必要なんですね。そういう時期がくるので、あまりあせあらないで。「うまくいかないんだよ…」ということをご両親やお友達に相談してみるのも良いと思います。それでも岡野先生、ゴールキックをうまくやるワンポイント、何かありませんか?
岡野先生:菅原先生がおっしゃったようにスポーツは確かにポッとうまくなるようになるんですよ。でも、それまではやはり時間をかけて練習していなくてはいけません。だからガマンして練習してください。あと、足首をピッとのばした感じでけってごらんなさい。足首を動かさないようにするんです。「足のこう」を伸ばしたままけってみる。ちょっとむずかしいですけど、それをやってみてください。

日本サッカー協会名誉会長:岡野 俊一郎 先生/お茶の水女子大学 助教授:菅原ますみ 先生

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