じつはね、とびばこには2つの形があるんですよ。ドイツのほうでは 長方形(ちょうほうけい)で、スウェーデンのほうでは 台形(だいけい)なんです。だから、台形(だいけい)のとびばこは「スウェーデンがた」といわれています。
それで、日本はスウェーデンがたをつかっているんですね。どうしてかというと、とびばこのいちばん上のところが、よこにひろ〜い板だったらとべる?とべないでしょ。足のとおるところがなくなってしまうよね。高いとびばこがとびたくなったとき、下が大きくてがっしりしていたほうがグラグラしないし、とびばこに手をつくときも、下のほうがひろくがっしりしていれば、つよく手をついたりしてもゆれないよね。だから台形になっていったんだと思います。
でも、さっきいったように、「ドイツがた」とよばれる長方形(ちょうほうけい)のとびばこもあるんですね。ぼくもとんだことありますよ。でもぼくは、キミと同じように、いつも台形のとびばこをとんでいたので、なれなくてちょっとふあんになってしまいましたけどね。
元体操選手:森末 慎二 先生
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