バレーボールのルールは、だいたい4年に1度、オリンピックの終わった後に話し合いが行われてルールが変わります。ルールを決めているのは「FIVB」といって、本拠地がスイスにある「国際バレーボール連盟」という機関です。
そして、そこの会長さんが「アコスタさん」という人で、この方が中心になって他の国から代表を集めてみんなで話し合いをします。その委員会の人達は様々な国から選ばれていて、「理事」というお仕事をしています。その人達がこれまでのバレーボールの大会を見て、どういうルールがいいか、どうしたらバレーボールをもっと面白く見てもらえるかを考えながら、ルールの改正を検討してるんですよ。
例えば、最近のバレーボールは得点が「ラリーポイント制」になっているんですけど、この制度は試合の時間を短縮するために取り入れられたんですよ。昔は「サイドアウト制」で試合をしていたのですが、これだと試合時間が長くなってしまうんです。それまで、バレーボールは他のバスケットのような時間制のスポーツと違って、いつ終わるかわからないスポーツでした。
でも、ラリーポイント制にして時間を短縮し、テレビの放送時間に合わせられるようにしたんです。
このように、ルール改正にもいろいろな理由があるんですね。
元バレーボール選手 ヨーコ・ゼッターランド 先生
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