スポーツ
Q. ボールはどうすれば遠くに飛ばすことが出来ますか? (小6・おとこ)
A.

野球をやってるの?

こども:うん、レフト!

そう、じゃあ遠くにとばしたいっていうのは、投げること?打つこと?

こども:投げること

そうか、あのね、ボールを投げることって、やっぱり腕を振るスピードなんだよね。で、腕を振るということは、体の軸、つまり頭から腰までの軸を回転させることが必要になるの。腕って体の軸についてるわけでしょう?
だから、腕だけで一生懸命投げても、なかなか遠くに飛ぶようにはならないんだよ。そのためには何よりもまず、体の真ん中の「軸」を回転させることを覚えて下さい。踏み出した左足に、右の体重をポンッと乗っけて、体全体を回転させて乗っていくことを覚えてくれれば、自然に手はついてくるから。そうすれば、今よりは遠くまで飛ぶと思うよ。
今はきっと、遠くに投げたいなと思って、腕にばっかり力がはいっちゃってると思うのね。遠くに投げるためには、腕じゃなくて、むしろ足をしっかり踏ん張って、体を回転させることを覚えるの、ね。
ということは、足を踏み出したときに、手は後ろになきゃダメだよ。そうすれば、だんだん回転するコツが自分の中で見つかってくるようになります。腕だけで投げるんじゃなくて、体全体で投げられるようにならないと、ボールは遠くまで飛ばないんだ、ということを覚えておいてね。
プロ野球解説・衣笠 祥雄 先生

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