スポーツ
Q. 大仁田厚さんとかプロレスラーの人たちは、血が出ているのに痛くないんですか? (小4・おとこ)
A.

キミはプロレスが好きなの?

こども:はい!

そうか、うれしいなぁ。でも、マネをしてケガをするようなことは絶対にしないでね。確かに試合中、選手はよくケガをして、血を流していたりしますよね。
でも、これはやっぱり本人も痛いと思いますよ。ただ、試合をしてる時って、選手は真剣に集中してやっているから、痛みが薄れてるように感じるんですよね。でも、試合が終わるとその痛みがグアァァーンとやってきたりするんですよ。
でも、選手はいつも体を鍛えているから新陳代謝がいいのか、普通の人よりもケガは割と治りやすいんですよね。ただし、試合が続いて、前の日にケガをしたところを殴られたりしてまた血が出てしまう・・・ということもあります。
中でも、頭というのは皮が薄いから切れやすくって、血が出やすいんですよ。でも、僕は流血戦になるような試合は、あまり好きではありません。特に、わざとイスなどをぶつけるようなことは絶対にマネをして欲しくないです。
人と戦う時にモノを使ったりしちゃいけないんだよ。

お姉さん:例えば、ケガをしたときに早く治る方法みたいなものはあるんですか?

ケガの具合にもよるんですけど、僕たちはまっさきに傷口を消毒したり、氷で冷やしたりして、その後、傷口を元通りになるようにくっつけて、上からテープできつ〜くふさぎます。試合が続くと、なかなか病院に行って縫ったりすることができないので、そうやって治してしまったりするんですね。
僕もオデコなどに傷があるんですけど、やっぱり痛かったですよ。試合の次の日なんかはとっても痛かったです。でも、僕たちはリングの上では「痛い!」なんて言えないから、がまんしてるんですよ。
プロレスラー・藤波 辰爾 先生

[戻る]