巽先生:けつろんから言うと、あなたが思っているよりもずっと大きなエネルギーを太陽がもっています。たとえば大きさから見ても太陽と地球ではぜんぜんちがいます。
中村先生:太陽は地球の109倍も大きいんだよ。
巽先生:それだけ太陽は大きいし、重いし、重いということはそれだけエネルギーを持っているということです。それに見て分かるように太陽はひかっていますよね。今も燃えていて、すごいエネルギーを出しています。地球は中のほうしか「とけていません」ので、そういったことを見ても太陽のほうが大きなエネルギーを持っています。
中村先生:太陽は、燃えているから光っているし、それに熱も出しているよね。自分で光や熱を出しているの。そういった星を恒星(こうせい)といいます。いっぽう地球は惑星(わくせい)といって、太陽のように光や熱を出しているわけではありません。地球は太陽の光がはねかえって宇宙の中でも光っているように見えるわけです。太陽は自分でもえて光や熱を出しているからそっちのほうが、すごく大きなエネルギーをもっているんです!
海洋科学技術センター:巽 好幸 先生・科学ジャーナリスト:中村 浩美 先生
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