巽先生:今もじっさいにいくつかのところではマグマを電気に変えることをしています。なぜそういったことができるかというとマグマは温度がすごく高いでしょ。1000度いじょうあるんですね。1000度いじょうあるそのエネルギーをうまく使うと電気を作れます。マグマのエネルギーは「熱エネルギー」というんですけど、それをどうやって電気に変えるかというと、じつはちょくせつマグマからエネルギーに変える事は出来ません。だから、マグマの熱を使って発電所で水をあっためて水蒸気を作って、タービンを回して発電をしています。これを地熱発電といいます。
お姉さん:マグマは無くなってしまったりしないんですか?
巽先生:地球は生まれてから46億年たっていますけども、まだまだエネルギーをもっています。ですからマグマがなくなることはないと思います。日本にもマグマの熱を使って発電する発電所が、東北の方や九州の方にあります。
お姉さん:温泉があったかいのは地球のエネルギーを使っていることになるんですね。
海洋科学技術センター:巽 好幸 先生
|