柳田:これはかみなりとかアイロンのスイッチを入れた時は、頭をたたいた時と同じような鳴き声で鳴くのかな?
こども:はい
柳田:それならばかみなりやアイロンによってスイッチが入ったとしか考えられませんね。つまりスピーカーが入った人形が、かみなりやアイロンのスイッチが入った時に、スピーカーに変化がおきて音を出すならば、ぜんぜん違う音がするはずです。しかし、いつもと同じ鳴き声であったのならば、それはスイッチが入ったと考えられますね。どうしてかみなりとかでスイッチが入るかというと、かみなりがなることでそこに急に電気があらわれるわけです。なかった電気が急にあらわれるとそこがいっしゅんだけ急に“じしゃく”になるんです。で、スイッチが入ったんじゃないかなとそうぞうします。アイロンのスイッチが入ったときも急に電気があらわれるわけで、そこのあたりもじしゃくになるんですね。
お姉さん:かみなりが落ちたりするとやっぱり家の機械にえいきょうって与えますか?
森田:実際、かみなりが落ちた時はコンピュータがまちがった動きをしてしまったり、データがきえてしまったりします。だから気象庁(きしょうちょう)は、かみなりが落ちたという証明書を出したりします。そうしたら、会社の人がわざとデータを消してしまったんじゃないって証明できますからね。
柳田:それほど、しんぱいするようなことではないと思います。そのおもちゃで遊ぶのもなんの問題もありませんよ。
お天気キャスター:森田正光先生/空想科学研究所主任研究員:柳田理科雄 先生
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