たつまきはものすごくつよい風がふきます。よくテレビで車がとばされたり、ガラスがわれたり家のやねもとんでいってしまうのを見たことあるでしょう?すごくこわいよね。たつまきは日本で1年間に20個ぐらいおきていて、沖縄でも東京の近くでもおきることなんですよ。
では、どうしてたつまきがおきるのか?
それはまだよく分かっていないのです。ただ、たつまきができるときには「にゅうどうぐも」っていうもくもくとしたあのでっかいくもがかならずできます。だからたつまきができるときは雷がなったり、雨がふってきたり、ひょうといって空からこおりのかたまりがふってきたりするんです。
もともとたつまきというのは、にゅうどうぐものなかにとてもつよい風がふいて、地面のあたりに風のうずまきができていることをいいます。だから、にゅうどうぐもがもくもくと大きくなったときにごくごくまれに出来るものなんです。ただし、にゅうどうぐもはふだんからよくできているけど、たつまきはいつもできるわけではありません。それがどうしてなのかはわからないんです。
東京大学海洋研究所:木村 龍治 先生
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