まず、はれやくもりというのは、雲量(うんりょう)、つまり空にうかんでいるくものりょうできめるんですね。雲量「1」で、1キロ先のものが見られるときを「快晴(かいせい)」といいます。
それよりくもがふえてきたら「はれ」なんです。はれはかなりはばひろくて、空のおよそ8わりがくもになっても、「はれ」なんですよ。また、雨や大雨というのは、空から水がふってくれば雨で、いっぱい水がふってきたら大雨。そのままなのです。
でも、きょうつうのきまりがないと、ある人は「これは雨だ」といったり、ある人は「これは大雨だ」といったり、こまってしまうよね。なので、はじめに1じかんにこれくらいの雨がふったら「注意報(ちゅういほう)」をだして、これくらいふったら「警報(けいほう)」をだす、というのをはじめにきめておくんですね。
ただ、ばしょによっては、ふだんからいっぱい雨がふっているところもあるので、そういうばあいは警報や注意報を出さないこともあります。でも、ちょっと雨がふるだけで川があふれてしまったりするところもあるので、そういうときはすこししか雨がふっていなくとも、警報や注意報を出します。
つまり、ばしょによって大雨や雨のさかいめがちがうんですよ。そういったものは気象庁(きしょうちょう)で決められています。雪もいっしょです。そういうふうにみんながこまってしまうかこまってしまわないかできめているんですね。
お天気キャスター:木原 実 先生
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