よく知ってますね〜。
黄鉄鋼(おうてっこう)は、よくみがくと金のように光ってとてもきれいな鉱石(こうせき)という、石のなかまです。
見たことあるの?
こども:1コ持ってるんです。
そうか、持ってるんだ。
とてもきれいでしょ。
そして、たしかにヨーロッパでとれたアンモナイトの化石(かせき)で黄鉄鋼(おうてっこう)になってるものがあるんですね。
で、これはなぜ化石ができるのか、ということにもなるんですけれども、アンモナイトは中生代(ちゅうせいだい)という時代の海の中にいて、そのあと地めんの中で化石になったんですね。
その時、もともとのアンモナイトの成分(せいぶん)と地めんの中のぶっしつが入れかわっていくんです。
だからまわりに黄鉄鋼があるところでアンモナイトが化石になると、アンモナイトの成分と黄鉄鋼が入れかわっていって、何千万年もたつうちにアンモナイトが黄鉄鋼にぜーんぶ入れかわってしまうんですね。
そうすると、地めんから出てきたときには、金のアンモナイトかと思うほど、きれいなアンモナイトが出てくるんです。
ということは、化石にしみこんだ地めんのぶっしつを見れば、どういう所で化石になったかが分かってくるんですね。
黄鉄鋼のほかにも、マンガンしつのまっくろい化石が出てきたり、色々な化石が出てくることがあるんです。
ほねがそのまま残っている化石もあるけれど、まわりの地めんの成分がしみこんでいくば合もあるということをおぼえておいてください。
イラストレーター・ヒサ クニヒコ 先生
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