キミは試験管は見たことありますよね。
何で出来てるかは知ってますか?
こども:ガラスみたいなもの
うん、ガラスっていうのはねぇ、いろんな薬品に溶けにくい性質があるんです。
だからガラスで試験管を作るわけなんですけど、他に、せとものなんかも、薬品ではなかなか溶けたりこわれたりしないという性質があるから試験管にできるんですよ。でも、試験管は中が見えたほうが都合がいいですよね。だからガラスを使うんです。
それからね、ガラスにも色々な種類があって、窓ガラスなんかは比較的熱に弱くて溶けやすいんです。
だから、試験管に使うのは特別なガラス、例えば「パイレックス」といって、温めてもなかなか溶けないという、非常に強くて質のいいガラスを使っています。こういうガラスを溶かすときには、千何百度という高温で溶かすんです。つまりその温度までは耐えられるということなんですね。ガラスは、混ぜるものによって色々な種類のガラスを作る事が出来るんです。
例えば、光の曲がり方が違うガラスを作る事が出来るので、そういう作り方だと、レンズだとかプリズムに使うガラスを作ることが出来るんですよ。
早稲田大学理工学部 教授・橋本 周司 先生
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